明日香にある飛鳥坐神社です。

 

 

鳥形山に鎮座しています。

「日本書紀」朱鳥元年(686年)、天武天皇の病平癒祈願のために幣帛をおこなった記事があり、これ以前の創建。「万葉集」に「三諸の神奈備」とあり、当初は三諸の神奈備と呼ばれる場所に鎮座していました。「延喜式」に載る式内社。「日本紀略」天長9年(829年)、大和国高市郡賀美郷甘南美の飛鳥社を同郷鳥形山に移す、神の神託による、という記事が有り、このときに現在地に移転、以降は鳥形山が神奈備と呼ばれるようになりました。当初の鎮座地である飛鳥時代の神奈備がどこであったかは諸説あります。江戸時代には大和高取藩主・植村氏が崇拝しました。

 

 

拝殿。

 

 

本殿。

祭神は、事代主神、高皇産霊命、飛鳥神奈備三日女神、大物主神。

 

 

神楽殿。

 

 

むすびの神石。

陰陽石。

 

 

 

飛鳥坐神社;奈良県高市郡明日香村神奈備708