寺町通今出川上るにある阿弥陀寺です。

 

 

蓮台山総見院阿弥陀寺という浄土宗西山深草派の寺。

天文24年(1555年)、玉誉清玉が近江国坂本に創建。織田信長の帰依を受け、今出川大宮に移転。天正10年(1582年)、本能寺の変で信長が明智光秀に討たれた際、玉誉清玉は本能寺へ赴いて犠牲者の遺骸や遺骨を集め、次いで織田信忠が自害した二条御所でも集め、蓮台野で火葬、阿弥陀寺に埋葬して廟所とし供養したという伝承を持ちます。天正13年、現在地に移転。織田家の武具類もかつては阿弥陀寺にありましたが、延宝3年(1635年)の火災で焼失したといいます。

 

 

本堂。

本尊・阿弥陀如来像を安置します。

 

 

織田信長・織田信忠廟所。

本能寺の変で犠牲になった側近たちの供養塔もあります。

 

 

境内の桜。

 

 

 

阿弥陀寺;京都市上京区寺町通今出川上る鶴山町14