宇治田原にある正寿院です。
慈眼山正寿院という高野山真言宗の寺。
医王山寺(奈良時代創建、廃寺)の塔頭として創建されたと伝えられ、創建時期は800年ほど前だそうです。衰退後、慶長年間に祐胤大徳が復興しました。
寺が所有する木造不動明王像(鎌倉時代・重要文化財/現在は奈良国立博物館に寄託)は明治初期の廃仏毀釈で廃寺となった奈良の大寺・内山永久寺の遺仏と伝えられます。
近年建てられた客殿にある猪目窓が人気となり、多くの人が訪れます。
本堂。
本尊・十一面観音像(秘仏)を安置します。
本堂で出される茶と菓子(画像は2人分)。拝観料に含まれています。
地蔵堂。
参拝した際に貰える叶紐と呼ばれる組紐は、持ち帰っても、こちらに結び付けて帰ってもいいそうです。
客殿。
猪目窓。
客殿にあります。
猪目はハート形をした日本の伝統的な文様とのこと。
花天井画。
客殿の天井には、日本画家の手による160枚の絵がはめ込まれてあります。
正寿院;京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149