中立売通新町西入にある京都府庁旧本館です。

 

 

幕末、この地には、江戸幕府より京都守護職を拝命した会津藩主・松平容保によって京都守護職上屋敷が築かれました。慶応3年(1867年)、王政復古の大号令により京都守護職は廃止。跡地は収公され、京都府庁と第二日赤病院になりました。

京都府庁旧本館は明治37年(1904年)竣工。昭和46年(1971年)まで現役で使われました。平成16年(2004年)、重要文化財に指定されています。

京都府庁旧本館は、毎週火曜~金曜日と、第1、3、5土曜日に一般公開されています。3月下旬より4月上旬まで京都府庁旧館では観桜祭を開催。期間中、京都府庁旧本館は毎日開庁され、さまざまなイベントが行われます。2018年の観桜会は3月24日より4月8日までです。

 

 

松室重光の設計によるルネサンス様式2階建て洋館。

 

 

内部。

中庭を中心においたロの字形の建物で、各部屋が配置されてあります。

 

 

窓から中庭の桜を臨む。

 

 

旧議場。

 

 

祇園しだれ桜。

 

 

容保桜。

山桜の新種であることが分かり、この地にかつて京都守護職・松平容保の上屋敷が置かれたことにちなんで、平成22年(2010年)、京の桜守・16代目佐藤藤右衛門氏により、容保桜と命名されました。

 

 

八重桜はるか。

森林総合研究所が育成、東日本大震災復興のため福島県に寄贈された新種の八重桜。2013年NHK大河ドラマ「八重の桜」主役の綾瀬はるかさんが「はるか」と命名。松平容保ゆかりのこの地にも植樹されています。

 

 

 

京都府庁旧本館;京都市上京区下立売通新町西入藪ノ内町