新宮にある熊野速玉大社です。


熊野速玉大社
 

古くは神倉山の磐座を御神体とする社であり、社伝によれば景行天皇の代に現在地に移転。その際に新宮と呼ばれたと言います。

延喜式に見える古社。9世紀までに熊野本宮大社熊野那智大社と共に熊野三山が成立、互いに祭神を勧請し合って熊野十二所権現を祀る社となります。熊野三山を統括する熊野別当は、この熊野速玉大社に置かれました。

神仏霊場巡拝の道1番(和歌山1番)札所。


熊野速玉大社

 

平成16年(2004年)、「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部としてユネスコの世界文化遺産に登録されています。


熊野速玉大社

 

神門。

 

熊野速玉大社

 

拝殿と本殿。

画像左手より、十二殿が並びます。

一殿・熊野須美大神、第二殿・熊野速玉大神、第三殿、家都美御子神、第四殿・天照大神の「上四社」、第五殿・忍穂耳命、第六殿・爾々杵尊、第七殿・彦火火出見尊、第八殿・鵜葺草葺不合命の「中四社」、第九殿・国狭槌尊・豊斟渟尊、第十殿・泥土煮尊、第十一殿・大戸道尊、第十二殿・面足尊の「下四社」。主祭神は第二殿の熊野速玉大神。

 

 

 

熊野速玉大社;和歌山県新宮市新宮1