東山にある春光院です。

高台寺 月光院

 

高台寺の塔頭。

木下勝俊が寛永4年(1627年)、創建。

木下勝俊(1569~1649)は木下家定(豊臣秀吉の正室・高台院の実兄)の長男。慶長18年(1608年)、足守藩主であった父家定が没すると、叔母・高台院の裁断によって遺領は勝俊が相続します。しかし、徳川家康が弟の木下利房と分割相続するべきであったとこの相続に介入、慶長19年、勝俊は足守藩を改易されました。大坂夏の陣後、家康は高台院の大坂城入りを止めた賞として利房に単独で足守藩を与えています。勝俊は高台院の庇護のもと、高台寺南隣に挙白堂という庵を建てて隠棲し、長嘯子と号して歌人活動を行って余生を送りました。

こちらの寺は、勝俊が17歳で亡くなった娘の春光院万花紹三(阿野公業室)の墓所として創建したとされます。

春光院は非公開。


高台寺 月光院

 

東山路傍の触れ仏。

春光院の山門前には摩利支天があります。

 

 

 

春光院;京都市東山区高台寺下河原