2014年4月13日に行われたやすらい祭です。


やすらい祭

 

今宮神社の祭礼。

桜の花が舞い散る季節に、散る花とともに疾病が飛散すると考えられており、奈良時代頃から大神神社摂社・狭井神社で「花鎮祭」が行われ、各地で行われるようになります。「やすらい花や」と歌いながら舞い踊るため、やすらい祭の名があります。付近では今宮地域(今宮神社)、玄武地域(玄武神社)、上賀茂地域、下鴨地域(川上大神宮)で行われます。こちらは今宮地域のやすらい祭で、光念寺を出発した行列は笛を吹きならし太鼓を打ち鳴らして今宮神社に至り、悪霊退散を行います。

京都三代奇祭(残る2つは鞍馬由岐神社の火祭と太秦広隆寺の牛祭)の一つ。


やすらい祭

 

黒髪を振り乱し赤い衣装を身に着けた鬼たちが、舞殿の周囲を太鼓を打ち鳴らしながら回ります。


やすらい祭

 

花傘。

室町時代に流行した風流踊りの姿をとどめる形態の祭の様子が残っています。花傘の下に入ると疫病退散の御利益があり、一年間病気をしないとのこと。


やすらい祭
やすらい祭
やすらい祭
やすらい祭

 

笛の音に合わせて鬼たちが太鼓を高く掲げたり低く下げたりして舞い踊りながら打ちならし、疫病退散を祈ります。


やすらい祭
やすらい祭

 

太鼓を打ち鳴らしながら一帯を回ります。