桜井にある若桜神社です。

古都の礎-若桜神社

 

詳しい祭祀の時期は不明。

社は前方後円墳の後円部に建っています。

式内社・磐余稚桜神社をこの社のこととする説、履中天皇の磐余稚桜宮跡をこの地に充てる説があり(いずれも稚桜神社も候補)、この社のある谷という地名一帯は遺構は発見されていないものの磐余池の候補地の一つとされていました。社の近くには上之宮庭園遺跡があり、この地に磐余池があったならば、磐余池の畔に営まれた用明天皇の磐余池辺双槻宮の南にあったという厩戸皇子の住まい上宮の可能性が高まるとされていました。平成33年(2011年)、橿原市東池尻町より東池尻・池之内遺跡が発掘されたことにより、現在はそちらを磐余池辺双槻宮と磐余池に宛てる説が有力になっています。


古都の礎-若桜神社

 

参道。


古都の礎-若桜神社

 

拝殿。

古都の礎-若桜神社

 

本殿。

祭神は、伊波我加利命。


古都の礎-若桜神社

 

若桜の井戸。

復元されたもの。

 

 

 

若桜神社;奈良県桜井市谷344