奈良にある率川神社です。
大神神社の境外摂社。
延喜式に率川坐大神御子神社とある社。
社伝によれば推古元年(593年)、大三輪君白堤が祀ったとされ、奈良市内最古の社を称します。社名の率川とは春日山から流れる川の名で、かつて、この社の南を流れていたそうです(現在、率川の流れは変わっており、この社の付近は流れていません)。
中世以降、春日大社と興福寺の管理下に入り、近世には春日大社の摂社でしたが、明治8年、その所属を巡って大神神社との間に争いが起こり、明治12年、正式に大神神社の摂社となりました。
鳥居。
拝殿。
本殿。
主祭神は姫蹈鞴五十鈴姫命。大己貴魂魂命と玉櫛姫命を合祀しています。
本殿は3つの建物からなり、それぞれ、右殿に大己貴魂魂命、中殿に姫蹈鞴五十鈴姫命、左殿に玉櫛姫命を祀ります。
かえる石。
手水舎。
率川神社;奈良県奈良市本子守町18