伊勢にある倭姫宮です。


古都の礎-倭姫宮

 

皇大神宮(伊勢神宮内宮)の別宮。

天照大御神を現在の内宮の地に初めて祀ったと「日本書紀」に記される倭姫命。

倭姫命は伊勢で亡くなったとされ、倭姫命の陵墓比定地・尾上御陵がある倉田山に、大正10年、倭姫宮を祀る社として創建されました。

古都の礎-倭姫宮

古都の礎-倭姫宮
古都の礎-倭姫宮

 

正殿。

祭神は、倭姫命。

「日本書紀」「古事記」によれば、倭姫命は垂仁天皇の皇女。崇神25年、叔母豊鋤入姫命と交代して天照大御神の御杖代となります。天照大御神の遷宮地を求めて大和・近江・伊賀・尾張を経たのち、伊勢に入り、現在の内宮の地に祀ったとされます。景行20年、姪の五百野皇女と交代して祭祀を辞しますが、その後も伊勢に住みます。甥の日本武尊は何度も伊勢の倭姫命のもとを訪れて頼りにし、倭姫命は日本武尊の熊襲征討に際して女装を提供したり、東国征討に際して草薙剣を渡したとされます。

倭姫命の生涯は伝説に満ちており、実在は懐疑的です。


古都の礎-倭姫宮

 

手水舎。

 

 

 

倭姫宮;三重県伊勢市楠部町5