鞍馬にある由岐神社です。


古都の礎-由岐神社

 

平安時代の天慶2年(939年)、天慶の乱(藤原純友の乱・平将門の乱)が勃発。ときの朱雀天皇の命により、鎮護国家のために天慶3年、創建されました。

由岐(ゆき)神社の名は国難の時に神前に靫(ゆぎ・矢を入れて背中に担ぐ武具)を供えたことに由来した社名。創建の際、民たちが松明に火をつけて篝火として神霊を迎えた様子が、現在鞍馬の火祭りとして残ったとされます。


古都の礎-由岐神社
古都の礎-由岐神社

 

拝殿。

慶長12年、豊臣秀頼の寄進によるもので、重要文化財。

中央に通路がある割拝殿と呼ばれる形態。


古都の礎-由岐神社

 

本殿。

祭神は大己貴命と少彦名命。

相殿に八所大明神を祀ります。

 

 

 

由岐神社;京都市左京区鞍馬本町1073