安土にある沙沙貴神社です。

 

 

一帯を治めた古代豪族、沙沙貴山君によって創始されたと伝えられます。延喜式に名前が見える古社。

平安時代、一帯は佐々木庄と呼ばれる荘園となりました。宇多源氏の一派が土着して近江源氏となり、佐々木氏を名乗るようになります。ここ沙沙貴神社は佐々木氏の氏神としても祀られることとなりました。近江源氏佐々木氏は鎌倉時代に大原、高島、六角、京極に分家。境内の建物の多くは江戸時代末期の弘化5年(1848年)、末裔である丸亀藩主京極家の寄進によるもの。

 

 

楼門。

延享4年(1747年)の建造物。

 

 

舞殿。

 

 

拝殿。

江戸時代、弘化5年の建造物。

背後に工事中の本殿。

江戸時代、弘化5年の建造物。

祭神は、一座に少名彦命。二座に大彦命(沙沙貴山君の祖先神)。三座に仁徳天皇。四座に宇多天皇と敦実親王(近江源氏の祖)の五柱。

 

 

権殿。

弘化5年の建造物。

 

 

磐座。


 

境内のあちこちに佐々木氏の家紋、四つ目結いが見られます。

 

 

 

沙沙貴神社;滋賀県近江八幡市安土町常楽寺1