福井にある三姉妹神社です。


古都の礎-三姉妹神社
 

柴田神社の摂社。

平成10年、柴田神社が改築された際に新設された神社。北ノ庄城ゆかりの茶々・初・江の三姉妹を祭神とすることから三姉妹神社と命名されました。

三姉妹の父は、北近江の戦国大名浅井長政。母は織田信長の妹・市。天正元年(1573年)、浅井長政は織田信長に攻められ自刃。三姉妹は母の市と共に城を落ち、父を討った伯父信長の庇護を受けます。天正10年、織田信長も本能寺の変で自刃。同年、市は織田家筆頭家老であった柴田勝家と再婚、三姉妹も市に伴われて柴田勝家の居城北ノ庄城に住みます。しかし翌年、柴田勝家は羽柴秀吉に敗れ、北ノ庄城において自刃。市も勝家とともに死を選びます。三姉妹はこの時も北ノ庄城を落とされました。


古都の礎-三姉妹神社
 

柴田神社境内にある三姉妹の像。

左奥が茶々、右奥が初、手前が江。三姉妹が北ノ庄城に入った年齢である茶々14歳、初13歳、江10歳をイメージして作られています。翌年、茶々15歳、初14歳、江11歳の時に北ノ庄城が落城、三姉妹はこの地を離れました。

長女の茶々は関白豊臣秀吉の側室淀殿、次女の初は小浜藩初代藩主京極高次の正室、三女の江は生涯に3度結婚、最初の夫佐治一成とは離縁、2度目の夫豊臣秀勝とは死別、3度目の結婚で江戸幕府2代将軍徳川秀忠の御台所になっています。

 

 

 

三姉妹神社;福井市中央1-21-17