23/3/24(金)に広島県呉市へ旅行で訪れました。
24日は有給を取得し一泊二日として
3/25(土)に地元へ帰る流れです。

訪れる切っ掛けとなったのは艦これ
…であるのは勿論ですが、訪れた理由はもう一つ。
私の曾祖父が旧帝国海軍の尉官であり、
一時期は呉に移住していた
との話を受けて
是非行ってみたいと思いました。
※長年艦これというコンテンツを嗜んできましたが、
 その話を聞いたのは1~2年前でした。

話を聞かせてくれた祖母も、もう歳が歳です。
少々不謹慎な話かとは思いますが、
祖母が生きているうちに現在の呉の景色
写真でもいいから見せてあげられたら
と考えた事も理由の一つです。


■3月24日朝出発
起床は5:00で出発は6:00頃。
地元の最寄り駅から新横浜へ、で6:45頃着。
大雑把に言って神奈川→広島でこのペースなので、
佐世保へ旅行する場合にはどうなる事やら。。

続いて新幹線で新横浜駅~広島駅へ。
新横浜7:40頃発の広島11:30頃着の便に乗ります。
 


続いてJR呉線へ乗り換えて呉駅へ。
 


この日の広島県は残念ながら曇天。
晴れの日は海岸線も爽やかな景観になりそうですね。

途中、呉線から見える景色を眺めながら考えていました。

 多分、この旅を終えた後は、
 艦これというコンテンツから徐々に離れていく事になる。
 こうした旅行自体も、色々訪れてみたい地はあるから、
 だからこそ、一度訪れた街は二度と来ない可能性もある。
 思い出を大事にして次の一歩を進められる力になれば…

そんな事を考えながら窓の外で
流ていく景色を見つめていました。

その時iPodで偶然かけていた曲が
KinkiKidsの「永遠のBLOODS」であった事に気づき、
何となく、その歌詞に似通った気運が
自分の中で吹いているのだと感じつつ。
 


12:30頃に呉駅へ到着。
この時、初めて呉市に降り立ちました。
更に言うと、広島駅の時点で
初めて広島県に降り立ちました。
帰ったら制県レベルを更新しておきませんと。

さて、今回の旅の目玉となる施設へ
向かう前に腹ごしらえをと考えましたが、
土地勘がないものですから
どちらをどう行けばいいのか考えが纏まらず。
駅の改札を出てから足が止まりました。
どこか自分が知ってそうな呉の飲食店は…
 


あった。
しかも見覚えのある女の子の絵も幾つか。

すし活さんは提督さん達の間では
有名なお店のうちの一つです。

なのですが、すみませんがパス…
というのも呉へ初来訪したので
呉の代名詞と言える食べ物を胃袋が欲していました。

「ん~、やっぱりここはカレーライスかな?」

ということで海自カレーを求めに、
コインロッカーへキャリーケースを預けて
とある飲食店へと向かいました。

■呉ハイカラ食堂

一日目の昼食はこちらで頂きました。

食堂入口に見覚えのあるお姉さんが居ましたが気にしないでおこう。

メニューは「海自テッパンカレー」。
プラスで呉名物"がんす"と大和ラムネも。
店員さん曰くカレーのルーは
潜水艦そうりゅうのカレーを参考にした甘いものと
それとは別の辛いものとで2種類あるそうですが、
甘い方は本日売切れとの事で辛い方をチョイス。

がんすも初めて食べましたが、
サクっと歯ざわりが良く風味も豊かで
練り物嫌いな子供でも難なく食べられそうな味わい。

しめは大和ラムネで一杯。
炭酸ってこの後観光で歩き回るのに不向きかな?
と今更思いながらも美味しかったのでOK。

食堂を出て桟橋/フェリー乗り場の方から

ぐるりと大和波止場の方へ回りつつ…
 

"旅の目玉"たる大和主砲の旋盤を見学しに来ました。
場所は大和ミュージアムの横にあります。
写真だと窓の反射光で中がよく見えないのですが、
そこは現地に来て見てクレ!って事でどうぞ。

旋盤自体は意外にも小さかった印象でした。
というのは自分が想像していたよりも小さかっただけで、
実物は十分な大きさがあります。

中の様子を窺うかの如く
オブジェクトの周囲を見て回るうちに
ふと目についたモノが。


やっぱりね。
まぁ、以前に噂を小耳に挟んではいましたが。
CF実施中の時もツイッターで呼びかけてましたもんね。
加えてZECO老師の本名と思しき木札も発見。

 

私の記憶が確かであれば、名前が載るという事は
相当な額の支援をしているはずです。
私も細やかながら支援は致しましたが、

何と言いますか、自分が望むべきもののために
注ぎ込む情熱というのは素晴らしいですね。


■大和ミュージアム

お次はこちら。旋盤からの既定路線ってヤツです。
それでもって、
 

3月5日に旋盤公開開始とともに
C2機関さんとコラボ開始がされた事もあり、
今回旅行を決定したというのが背景です。

旋盤の妖精という事で"せんちゃん"だったかな?
相変わらず質朴なネーミングセンスしてますな。
これまた可愛い妖精さんですね。
入場記念スタンプがあったので
シートを頂き、押した後に館内へ入場。
 

いや~、↑これには初見で圧倒されましたね!
心の中で「うわデケェ!!」と叫ぶ程でした。
心の中でね。観光施設内では騒がないでクレ。

写真をもっと公開したいくらいですが控えます。
スケール相応に精巧な作り込みがなされていました。
艦これの大和さんのあの立派な"双峰"も1/1スケールで(添削)

近くに説明板があって読むと
こちらの模型は1/10スケールとの事。
実際に在りし日の戦艦大和を目にした方の証言で
瞼に焼き付いて離れない程の物と書かれていました。
そりゃ焼き付いて離れないだろうなー…
10分の1でも圧倒されるくらいでしたからね。凄いや。
 

続いて館内の展示物を見回っていました。
時折写真にあるような映像物も随所にありまして、
再生時間は大体10分辺り、長いもので40分弱(写真のがそう)。

…で、そうこうしているうちに15:30頃になり焦りました。
もう1点巡りたいスポットがあったのです。

惜しみながらも巻きで残りの展示物を見学し、
ミュージアム内ショップでお土産を買って退館。
堺川の橋を渡って次の観光スポットへ。


■入船山記念館

もう1点のスポットへ着きました。

ちなみにこの時16:25でして。
 

って、ギリギリじゃねぇか!
早足で案内所へ向かい、特に問題なく入場できました。
⊂(^ω^)⊃ セフセフ!!

ちなみに入船山記念館も大和ミュージアムと合同で
入場記念スタンプがありますのでぽちっとして入場。
 

せんちゃん再び。
歴史民俗資料館を見学してから長官官舎へ。
 

官舎の中で幾つか写真を撮ったのですが公開はなし。
ま、実際に来て見てクレ!って事ですね。
 

見学を終えた頃の時刻は写真の通り。
館内放送で閉館する旨アナウンスが流れていました。
何とはなしに、子供の頃に学校や公園で友達と
遊んでいた時の記憶が蘇えりつつ、街を眺めては
 

故郷の横須賀市にどこか似ているなと思ったものです。
海が近くにあり護衛艦が佇み、

反対側を見渡すと丘陵や山があり、
 

住宅地の方は坂道が多い。
呉は海の方角意外の三方面は山に囲まれている

形なのでその分坂が伸び伸びと広がって見えます。

一方、横須賀の方は狭い半島内ゆえか、
急な坂道が数多く入り組んでは点在しています。
同じ四大旧軍港都市同士、
共通点なり細かい相違なりは他にもありそうですね。

歩き回りながら考えている途中で
それにしても…と、
街に漂う香りに再び気づきました。

"再び"とありますが、
実は呉を訪れてからずっと気になっていて。
何でかカレーと肉じゃがと工業用の油か何か?
が入り混じったような香りがほんのり漂っていて。
何故だろう?と不思議に思いつつも、
恐らくはその土地特有の香りではないか
と自分の中で結論づけました。

実のところ、旅を終えて地元に帰った際は
そのような匂いは全くしていなかったので。
反面、地元は特にこれといった香りは無かった気が…?
はたまた匂いはあれど自分の鼻や脳が慣れ過ぎたせいなのか。。

街の香りという概念(?)に感慨を覚えつつ、
祖母へ見せる景色として時折街で写真を撮りながら
呉駅へと歩いていきました。


次回の記事に続きます。