こんばんは、今日は弁護士JUNです
弁護士のやる業務の中には、「刑事弁護」というものがあります。
たぶん、皆さんがもっともイメージしやすい弁護士の仕事の中の一つではないかな。
身体拘束された「被疑者」、起訴された「被告人」、その唯一の味方。
ときには、世間の冷たい目を浴びつつも、懸命に弁護活動をするのです。
俺もね、これまでに、ちょっと大きな事件の弁護人を担当したこともあります。1年掛かった事件。たいへんだった。裁判員裁判です。
日本では、殺人とか、強盗致傷とか、重めの事件は裁判員裁判になります。
裁判員裁判ではね、裁判員の人にもわかりやすく、的確に、主張を展開する必要がある。
そのためには、まず入念に準備をする必要がある。
裁判員裁判が開かれるまでに、裁判官・検察官・弁護人が何度も打ち合わせを重ねる。
争点は明確か、証拠は分かりやすいか、裁判員の過度な負担にならないか、適切な裁判員裁判を開くために、何度も打ち合わせを重ねる。
本番もたいへんだ。
裁判員裁判は連日開廷される。5日間毎日ぶっ通しとかね。
俺は証人尋問のほか、最終弁論(裁判の最後に弁護人がこれまでの立証をまとめて、主張する場。弁護人の晴れ舞台的なやつです)を主に担当した。
もう直前まで内容の修正をしたり、パワポのスライドを作り直したり。前の晩は寝る時間もなかった。朝、裁判所に向かう車の中で、リハーサル。
頑張った甲斐あって、当日の弁論はよくできた。裁判員・裁判官の反応も上々、記者の反応も良かったように思えた。
そしたらね、振り返り期日(裁判官・検察官・弁護人で今回の裁判員裁判についての反省会みたいなもの)でね。
裁判長から、「弁論、とても良かった、感動しました」と言ってもらえた!裁判員の人たちからも好評だったそうだ!
その事件の判決は、こちらの望むものではなかったけど、「これに懲りずに、これからもこのような弁護活動を続けてください」と言ってもらえたよ。
まだまだ若手の弁護士としては、こうやって言ってもらえるのは、とても嬉しかったね!ちゃんとした仕事をしていれば、誰かが見ていてくれる。
こういう重い事件は、複数人弁護士でチームを組むんだけどね。相方の先生は歴戦の弁護士。ほんと心強かった。いろいろ指導をしてもらって、とても貴重な経験になった事件だった。