いじめ | 音楽道中膝栗毛 by Rabbit Rider JUN

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ようはただの日記です★

大津のいじめの報道をきっかけに、最近、結構色んな著名な方がいじめについて言及してます。朝日新聞でもここんとこ、いじめている君へ、いじめられている君へってのが続いてる。(これ以前にもあった連載だよね)


今朝の朝刊では、美輪明宏さんがいじめている人の方が人数少ないんだから、みんなでいじめている人をやっつければいいと言ってた。

その連載ではないが、橋下市長はいじめられた子が転校するんじゃなく、いじめた子が転校するように制度化できないかと言ってた。これいいかも。


さて、これを機に、俺もちょいと、いじめについて触れてみようかな。


先に言っておくと、俺はたぶんだいぶ恵まれた環境で育ってきた。小中高公立育ちだけど、小中は学区と世代に恵まれた、不良と言える不良もほとんどいなかった。高校も、名古屋は東京みたいに私立に行かせないと治安が悪くて不安みたいなこともなく、県下有数の進学校だったけど勉強できないやつは負け組みだみたいな偏った教育を押し付けられることもなく。ほんと、感謝してる。


それでも、いじめはあった。俺もいじめられたこともあった。


最初は小1か、登下校の分団が同じ6年生の「いっちゃん」って子とその子分の4年生にいじめられてた。たぶん、そんなに暴力とかはなかったと思うけど。悪口を言われたり、置いてけぼりにされたり、疎外されてた。

次は小2、そん時は同級生だったな。内容は同じようなもん。

たぶんね、どちらもきっかけは俺が悪気なく生意気なことを言ったんだと思う。自分で言うのもなんだが、当時の俺は半端なく頭良かったもんだから、周りからはムカつく対象になることも多々あったろう。


いじめは悪だ、いじめられる側にも問題があるとかそういうのは別問題であって、とにかくいじめている人は悪だ。


でも、俺をいじめてた子もみんな、ごく普通の子、ごく普通のいい子だった。

いじめの解決が難しいのは、いじめそのものが悪でも、大半の場合いじめている子が極悪人ではなく、本来ごく普通の子であるということ。少しの差でいじめる子、いじめられる子になるんだろうね。

そりゃ中には常人には理解できない極悪人みたいな子がいじめをやってるケースもあるだろうし、いじめが常習化していじめる側にずっといるうちにそういう悪に染まっていくだろう。


大事なのは常習化させないこと。とにかく早く抜け出すこと。


美輪さんの話にもあるけど、いじめっ子をやり返すっての、俺もやったんだよね。あ、小2の同級生の話ね。あいつ、いじめてばっかでムカつくよなってことで、友達何人かで疎外した。一度、遊びに誘っておいて、待ち合わせ場所でみんなで一斉に逃げ出したことがある。新しいゲームを持って上機嫌でやってきたそいつが一瞬怒った後、寂しそうに帰る姿が今でも脳裏に焼きついている。そん時、いじめる側もいじめられる側も悲しいなって、知った。


小1の頃のは、ほんとイヤだった。学校にも行きたくなくて何回かは休んだり、朝の分団登校を避けて遅刻していったりした。親に相談もしたし、学校にも相談した。で、いっちゃんの親子がうちに謝りに来たことがある。小1の俺としては自分ではどうしようもない分、いっちゃんをやっつけてほしい気持ちと報復が怖いのと複雑な気持ちだった。

そん時、印象的だったのは、うちの親が、最初にいっちゃんの謝罪を真面目に受け入れはしたが、その後特にいっちゃんを叱ったりしなかったことだ。

いっちゃんは野球部で頑張ってた普通の少年だ。うちの親はいっちゃんと野球の話をして野球頑張ってねと言って帰した。


小1の俺には腑に落ちなかった。

が、後日、俺は親といっちゃんがグランドで野球をしている姿をわざわざ見に行った。通常、部活が始まる時間には小1は既に下校している。いじめっ子の極悪人という認識が俺の中ではすべてだったが、その時初めていっちゃんが野球に一生懸命打ち込んで汗を流す姿を見た。

いっちゃんは普通の子だった。普通のいい子だった。


俺も野球は好きだった。小6の大先輩の野球をする姿はあまりにダイナミックでカッコよく、実際いっちゃんは野球部の中でも抜き出た存在だった。

翌朝の登校時、俺はいっちゃんに「野球、すごいね」と言った。

その後、別に仲良くなったりはしなかったし、というか卒業してった時はほんと助かったと思ったくらいだったけど、たぶんその一言で、いじめは一切なくなった。



なんか書いているうちに、いろいろ思い出したなぁ。

長い文章にお付き合いいただき、ありがとうございます(^^)/