「2024 OSJ ONTAKE100:100kmレポ:前半編」です。
午前0時に、1,000人以上がスタートするってのが、なんだかテンションあがります。人数が多けりゃいいって訳じゃないけど、人数が多いと純粋にそれだけレースにかける思いのエネルギーの総量が大きくなるので、煽られてこっちもテンション上がってしまう。
終わってから思うに。
そんな感じのテンションに煽られて。ONTAKE 100k は初参加だったのもあり、レースの間の12時間25分は、気分の浮き沈みが激しかった。
自分の目指す方向としては「淡々とマイペースで走るスタイル」が理想なので、そういう意味では反省点でもあるし、最後はテンションあげて出し切って走れたという満足感もある。
※タイムと順位的には自己満足してます
ということで、レースレポで前半編、ようやくスタートです。
【前半編のはじまり】
レース前の紹介で、エチオピアから5人の選手が参加していて、選手紹介があった。
女子の持ちタイムが2時間21分、男子の3人が2時間11~12分。
最後のひとりは2時間7分という紹介があって、会場にどよめきが起こったのには笑った。2時間7分ってすごすぎ。そういや結果はどうだったんだろう。
最初にそのスピードランナー達が飛び出したら、先頭グループのスピードも引っ張られて上がるに違いない。自分的には最初の5㎞くらいのロードは飛ばし過ぎない程度で入らないとな。
【コース概要】
前半は「上松エリア」をぐるっと回ってくる。
コースの概要は。
・平坦ロードを5kmくらい
・小さい峠を2つこなして
・そのあとメインの登り
・あとはほぼ下り。
・最後にまたロード
ってな感じ。
走った感覚では。
・舗装路3割
・ダート林道7割
ってな感じ。ダート林道は、走りやすいところもあればガレ気味なところもある。
【前半の詳細】
そんなんで午前0時にスタートです。
蒸し暑さはなく、ちょっと肌寒いかもと思うくらい。
でも、走りだしたら汗をかくのは間違いない。
ストレスたまるのが嫌なので、適度に前の方からスタートしたけど。
まあ、皆さん速いです。
ばんばん抜かれます。
邪魔にならないようにコースの脇を走る。
ペースを見てみると、最初の1~2㎞は5分ちょっと。
さすがに速すぎ(当社比)なので、5分30秒目安に落とす。
更にばんばん抜かれます。
5kmちょっとを平坦ロードで、そのあと林道区間へ。
林道でもロードだったので、周囲のペースは全体的に速い。
登りになっても、まだまだ序盤なので走れるけど、周囲のペースに合わせてしまうとハアハアしてしまうので、ハアハアする一歩手前までペースを落とす。
ただ、ほんとの急斜面ってのは少なくて、斜度的には古賀志林道のマウンテンロードのほうがキツいくらいな感じです。
1つ目の峠を越えて、2つ目の峠に入ると、記憶が定かなら15kmくらいからダート林道になりますが、ダート林道になっても皆さん走ります。自分はやっぱりハアハアしない程度に抑えながら走る。
途中途中で、30分おきに練羊羹、1時間おきにMCTオイルゼリーを摂るのを心がけながら走る。レースに集中してペースに気を取られると逆に補給を忘れたりするからな。
2つ目の峠を越えて下りきると、だいたい25kmくらいで第一エイド。
タイムは2時間30分くらい。ほぼ6分/kmくらいか。
ロード区間が多かったから距離とタイムを稼げた。
この先は前半のメインの登りと下りがある。
まずは、登りをやっつけて、54km地点のスタートゴール地点に元気に戻らないとな。
エイドではオレンジ3切れとバナナ2切れをもらって、ボトルに水分を補給。
あ、ごみ捨てを忘れるところだったと、走りだしてから気が付いてUターンしてゴミを捨てさせてもらう。
エイドワークは、エイドに入る前からイメージしておかないとダメだなと再確認。
まずはごみ捨て。次に水分補給。サプリを摂取して最後に補給食を頂く。そういうルーティンを忘れないようにしないと。
そんなんでエイドをリスタート。
しますが。
途中から足が重くなってきた。
疲れてきたというより、睡魔で脚に力が入らなくなってきた。
スタート後のテンションがもう切れてきたのかと自分でもびっくり。
うーん、しまった。
今回は、スタート前に仮眠(みたいなもの)をしたし、0時スタートで日中に走ってる訳じゃないから疲労もしてないから、睡魔は大丈夫だろうと甘く見ていた。
いつもならカフェインの錠剤やカフェイン入りのゼリーを携行してるけど、今回はデポバックにしか入れておかなかった。
睡魔で脚に力が入らなくなってペースが落ちる。
後続の選手が抜いていく。
そこまでの傾向を分析するに。
睡魔がなくて元気ならばという前提なら、ONTAKEのコースなら。
自分が得意な区間
・平坦&ロードの下り&走りやすい林道の下り
自分が抜かれる区間
・登り全般&ガレた林道の下り
という感じで、前後の選手といったりきたり。
抜いたと思ったら抜かれたり、抜かれたと思ったら抜いたり。
得意不得意がはっきりするのが面白い。
ただ、走れる下りでも後半になったら太ももが終わっちゃうこともあるから、なんとか温存して最後まで走れる足を残しておきたい。
と思いながら下り始める。
ここを下り切ってロードをちょっと走ればスタートゴール地点のはず。
ここの下りは、ダート林道の下りがあって。
そのあと微妙なアップダウンが続いて。
またまたダート林道の下りで最後はロード区間の下りって感じ。
さてしっかり走るかと思ったのもつかの間。
いちど抜けた睡魔がまたやってきた。
走れる下りなのに全然ペースがあがらない。
もうすぐ夜明けだそしたら睡魔も抜けるはずと言い聞かせながら下る。
下りのダート区間が終わってロード区間の下りになって。
いい加減気合を入れろと自分にカツを入れる。
夜明けになって、ようやく睡魔が抜けてきた。
ロード区間になってから、それまで抜かれて先行していた選手を抜いていく。
「なんだコイツ、ロードの下りだけ頑張ってるな」と思われたに違いないです。
そんなんでゴール地点手前のロード区間へ。
会場手前の1kmが登り。
今は走れるけど、ゴールするときはここを走って登れるかな。
タイムは想定どおり、ほぼ6時間の5時間51分。
途中で睡魔でフラフラになった割には良かったな。
前半の上松エリア54kmを終わって、フィジカルの疲労度的には
「距離相応に疲れてる」
って感じで、それ以上でもそれ以下でもなく、ちょっとほっとした。
という感じで後半編へ続きます。