2024「第14回 小江戸大江戸200k」のレポ③「小江戸編」 | 自転車通勤&通勤ラン。シクロクロスとかマラソンとかトレイルランとかも。

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ロードバイク始めて自転車通勤も開始。そのうち、シクロクロスがメインに。→いつまで経っても速くならない。
ロードバイクのオフトレのつもりで始めたランですが、通勤ランからウルトラマラソンとかロングトレイルまで手を(脚を)広げてしまいました。

2024「第14回 小江戸大江戸200k」のレポ③「小江戸編」です。

ようやく小江戸区間のレポ終了。まいどの超長文です(苦笑)。

 

【今回の目標】

・完走目標は25時間以内

・小江戸は10時間程度

・大江戸は15時間程度

・とはいえ、序盤は強風らしいから無理しない

・補給は定期的に摂る

・順位は気にしない(マイペースを維持)

 ※完走確実になったら頑張る

・胃腸トラブルや睡魔で潰れて25時間達成できなくなってもベターを目指す

 

【スタート前】

当日は川越市内のホテルに前泊して、7時くらいには会場の蓮馨寺へ。ホテルで「大」の軽量化も済ませて、当面の不安なし。

※コレ大事

 

お知り合いさんとスタート前にあーだこーだと言ってるのは楽しい。

※初参加の時はお知り合いもあまりいなかった。

 

スタート前の「小」はトイレの行列が長くてあきらめた。

まあ「小」ならちょっと我慢もできるし。

※自分は「大」はガマンできない

 

天気予報だと、朝から北西の風が強いらしい。

河川敷に出るとまともに向かい風な予報。

気温も低めらしいので、ウェアリングに悩む。

アウターを脱ぐか脱がないか、最後まで迷って、結局アウター着たままスタート。

 

結果的に正解。追い風(50km過ぎ)になるまで脱げなかった。

太田代表の挨拶を聞いて、計測器にタッチしていざスタート。

 

【結果】

①川越~吉見 21.4km:40位:2h09m(2h09m)

②吉見~手島 32.7km:35位:3h23m(1h14m)

③手島~玉淀 52.2km:32位:5h20m(1h57m)

③玉淀~唐子 72.6km:25位:7h39m(2h19m)

④唐子~川越 91.7km:22位:9h51m(2h12m)

 

以下、詳細。

①川越~吉見 

 21.4km:40位:2h09m(2h09m)

KMJMさんとYKTさんと一緒に「向かい風ヤバイよ」と言いつつスタート。]

 

スタート後はわちゃわちゃしてるので、無理せずに。ちょっと走ると右側の公園にトイレがあるので、早速ピットイン。KMJMさんもピットインして、お互いスタート前にトイレの行列を見てあきらめていたので助かったねと一安心。気温が低いと自分は極端に頻尿になるのでトイレ問題は切実です。

 

そのあとの交差点でYKTさんとばったり。

初参加のYKTさんですが「みなさん、ペースが速いですね」との印象。

そうなんですよね、みんな速い。でもこのまま走れる人はほとんどいない訳で。序盤抑えめで大正解だと思います。

※特に今年は序盤の向かい風が曲者

 

ということで、自分的には「抑えて抑えて」「釣られない釣られない」と言い聞かせながら進んでいると。レインボーゼッケンの1番な方が。

昨年も260kを完走しているIKDさんとちょっと並走。

しかしIKDさん、ちょっと前に太ももを肉離れしていたのに260kスタートしてるし、ペースもいい感じそう。ついて行けないのでお見送り。

 

川越市内を抜けて田舎道へ。

途中でペースの合いそうな方とご挨拶。

230kにエントリーされてる方で、完走への熱い想いがあるとのこと。

自分も初回はめちゃくちゃ緊張して「絶対に完走する!」って思ってたなあ。

今でも完走できるかどうかは不安はあるけど「絶対に完走する!」っていう想いはあるかというと怪しいところだ。初心に帰って気合をもらった感じです。

 

田舎道に入ってすぐに。

最速の私設エイドが。

あ、いつもの柴ワンコ。

グラノーラいただいて。

「また川島インターで!」って言ったら。

「今年は川島インターの幻エイドないんです!」とのこと。

 

マジすか。聞いておいて良かった。

あの場所で期待していて無かったら大落胆だからな。

去年まで本当にお世話になりました。

 

そのあとしばらく田舎道を走っていて、名前を呼ばれて返事したら。

ピンクのジャージな方が颯爽と走り去っていった。いやほんと並走する

間もなく。

ピンクのCOCOさん、調子良さそう。あのペースにはついて行けない。

 

すると、KTNさんが後ろから登場。

過去4回、小江戸大江戸ではご一緒する機会の多いKTNさん。今回もずいぶんご一緒させてもらいました。ありがとうございます!

今日は「この向かい風が厄介ですね~」

が、まずは序盤ては、誰とお会いしても決まり文句みたいなご挨拶です。でも、KTNさんがこのペースなら安心だ。

 

交差点の信号で止まっていると、また名前を呼ばれた。

去年も序盤でご一緒したITMRさんでした。

彩の国100マイル完走されてる猛者で、自分は今年宿題を返しに行きますので、ご一緒する機会があったらよろしくです。

 

田舎道を進んでいると、また名前を呼ばれたけど、あっという間に走り去っていったのはOKMTさんでした。向かい風の中、向い風を感じさせないフォームで走り去っていきました。

 

そんなんで、お知り合いやお知り合い以外にもバンバン抜かれましたが、気にしない。

 

今は自分のペースを守るだけ。

途中、KTNさんは平成の森のトイレによると言うので先行させてもらう。平成の森のトイレには、他にも選手がトイレに寄るのが見えた。

毎回、このトイレは混雑気味なので、自分は桜堤のトイレを利用するようにしてます。

 

ということで、桜提のトイレで2回目の「小」を済ませてすっきりとしてコース復帰。

 

向かい風向かい風と言ってるけど。

まだ真正面からの向かい風じゃない。

桜堤を抜けると、いよいよ荒川河川敷。

荒川河川敷に出てからがほんとの向かい風。

で、河川敷にでてみて実際はどうだったのかと言うと。

なかなかタフでしたね~。

これがあと30kmくらい続くのかとおもうと凹みまくりです。

そんなこんなで吉見エイドへ。

 

②吉見~手島

 32.7km:35位:3h23m(1h14m)

吉見エイドの到着は、2h09m。40位。

あれ、例年とほとんど同じだよ。順位は例年以上。

もっとタイムは遅いと思ったし順位も下位だと思ったけどな。

ペースは落としたつもりだったけど、引っ張られたか。

もうちょっと体感でペースを落とすかと思ったけど、向かい風には凹むけど意気が上がってる訳じゃないし疲労感もない。

走れている時にペースを落とすのは難しい。今になって思えば、このタイミングでちょっとペースを落としても良かったなと思ったり、いや走り切れたんだから正解だったとか思ったり。超ウルトラのペース配分は難しいです。

 

毎度、吉見エイドでは計測のみで補給なしなので、今回も補給はスルーして通過。

 

エイド通過時には「ペース速いかな」と思ったけど、大幅には落とさずに、だいたい同じ負荷でそのまま進む。ただ向かい風が強烈なところは一気にペースが落ちるけど、そこは無理せずにペースを落とす。風が弱まったらじんわりペースを上げる。ってな感じで、しばらくソロで走ってやり過ごしていると。

 

しばらくしてるとKTNさんと合流して走ってたら。

更に、5~6人の集団に抜かれたので、これ幸いと金魚のウンコ状態になる。そしたら集団にはKBTさんもいたのでご挨拶。

相変わらず強烈な向かい風で、集団で走っていてもキツい。

※ソロだったらもっとキツい。

 

「この向かい風の中をあと30km走るのか」

「そのあと150km走るのか」

とか、そういうことを考え始めるとロクなことがない。

自分的にまだ救い?だったのは。

あの強烈な向かい風も、自分の中では、まだ「最恐レベルの向かい風」じゃなかったこと。

 

自分的な、ランの経験上の「最恐な向かい風」は

①3年前の渡良瀬フルマラソン

②6年前の茨城100kウルトラマラソン

です。

あの2回の経験があったので、今回は「あのときの向かい風に比べたらマシ」と言い聞かせることができた。だからと言ってラクになる訳じゃないのですが「気の持ちよう」ってのは超ウルトラでは大事な訳です(苦笑)。

 

そんな堤防上を走りながら。

堤防には菜の花が咲いていてきれいな訳です。すごく癒される春咲きな風景な訳です。

 

 

しかし、気持ちにはそんな余裕はない(苦笑)。

なんていうか、もちろん序盤の序盤なので脚にも心肺にも余裕はあるけど、向かい風にさらされていて気持ちに余裕がない。

しかし、まだ序盤。そういうのはダメダメな証拠だと、余裕を持てと言い聞かせる。

 

今回は向かい風に左右されるのでペースを維持するというよりも、負荷を一定にする方を気にしながら走っていたので。向かい風が強まると自分はとたんにペースは落ちる。

 

すると、集団から徐々に離れてしまう訳で。

うーん、ついて行った方が楽かもしれないけど。

ここは無理したらイカンとKBTさんのいる集団を見送る。

そんなんで向かい風にさらされながら手島エイド到着。

 

③手島~玉淀

 52.2km:32位:5h20m(1h57m)

手島エイド到着は、25時間想定のタイムよりも4分落ち。

この向かい風でここまで4分落ちなら上出来。

 

吉見エイドはスルーしたので。

手島エイドでは、ゴミを捨てさせてもらい、水分補給して。

いなり寿司を口に放り込みつつ、大福をいただいて走り出す。

自分的には、いなり寿司も大福も大好物なので嬉しい。

 

手島エイドをでてしばらく走ると、またまたKTNさん、KBTさん達とご一緒に。

並走したり前後したりしながら向かい風の中を進む。

自分は支援学校手前で、再びトイレタイム。

 

 

トイレ後も向かい風の中、凹みながら走ってると。

重忠橋の手前で、応援の方が

「イチゴどうですか!」

って差し出してくれた1個のイチゴがすごくうまくてリフレッシュになりました。ありがとうございます。

 

こういう応援のおかげでなんというかテンションが上がります。

重忠橋を渡って、R146を西進すると。

「あれ、思ったよりも向かい風がキツくない」

ちょっと気が楽になる。

自分的には、この重忠橋から玉淀エイドまでの区間は、微妙に信号が多くてペースがつかめなくて走りにくくて嫌いな区間なのですが、ちょっと嬉しくなった。

 

信号待ちで、先行していたKTNさん、KBTさん達とも合流。

向かい風の負荷が和らいだので、ちょっとは気持ちが上向いてくる。

さっきまでは序盤の序盤なのに「過去イチつらい」って思ってたのですが(苦笑)。

そんなんで玉淀エイドへ。

 

③玉淀~唐子

 72.6km:25位:7h39m(2h19m)

あれれ、事前の25時間想定ペースよりも、前倒しになってる。

そんなにペースを上げたつもりはないんだけどな。

向かい風が和らいだからか。

 

玉淀エイドでは、ロールパンサンドをいただく。

ポテサラサンドにチキンサンド。

ひとつ頂いて、2つはポッケに入れて走り出そうと思ったら信号赤。

ついでにもう一個、フルーツサンドを食べていく。

 

補給は大切(苦笑)。

去年までの常恩時エイドのルートから国道を直進するルートで不安だったけど。

前方にKTNさんやKBTさんの背中が見えたので、ここ行けばいいや。

で、またまたKTNさん、KBTさんに信号待ちで追いついたら。

IWDTさんも。お知り合いさんと一緒だと安心感が違う。

自分は、ここの区間(玉淀エイド~唐子)が苦手で。

※得意な区間あるのかよ

 

 

その区間をご一緒出来るのはめちゃラッキー。

まあ、ペースが合わない可能性はあるので、その時は離脱するするしかないのですが。

しかも、ここからは向かい風区間が終わって、追い風区間。

例え、追い風にならなくても、あの向かい風が終わると思えるだけで十分。

 

追い風区間になったことで、体感気温も上昇。

ようやくジャケットを脱げました。

ここまでの向かい風区間では「過去イチつらい」とか思ってたのに、なんだか一気に気持ちがラクになる。こういう気持ちの振れ幅はあまり大きくないほうが良いんだけど、凹むよりマシだな。

そんなんでお知り合いさん達と和気あいあい(文字どおり)走れるのは楽しい。こういうのはさすがにフルマラソンじゃないからな。

おかげで嫌いなアップダウンの区間も乗り切れました。

 

アップダウンが終われば微妙な下り基調で、しかも追い風。

ボーナス区間と言えそうな区間で、KTNさんのペースが微妙にあがる。

5:30ペースだ。

うーん、ついていけなくはないけど、ついて行くと序盤の向かい風で消耗した脚が終わっちゃうんじゃないかと言う不安があり。自分はお見送りさせてもらい、6:00を目安にペースを維持。

追い風気味で下り基調と言っても無理はできない。

まだ序盤と言い聞かせる。

そんなんで唐子エイドへ。

 

④唐子~川越

 91.7km:22位:9h51m(2h12m)

唐子エイド到着時で、25時間想定タイムでまだ貯金がある。

序盤の向かい風区間で、体感的には「今年はダメか」と思ってたけど。

なんとか25時間向けて、無理せずにマイペースで頑張ろう。

って、言うのは簡単なんだけど難しい。

エイドに到着すると、KTNさんが。

自分も、エイドで初めて座って「肉うどん」をいただく。

 

濃い目のツユが染み渡る。

KTNさんにお先にとあいさつしエイドをでる。

序盤は向かい風が強烈で、玉淀エイドから、その分の追い風の恩恵を受けているかと言うとそうでもないのですが、ところどころ追い風を感じつつ、川越を目指す。

 

信号待ちしていると、再びKTNさんとご一緒に。

唐子から川越までも、けっこう単調な区間なので、ペースが合う方とご一緒出来るのは嬉しい。

 

というか。

自分がエイドタイム短めだったりコンビニとか自販機休憩しない間に、KTNさんに先行して追い付かれれるパターンを繰り返してる感じ。

 

川島インター手前では。

「そういえば、今年は川島インターエイド、ないらしいですよ」

と言ったら、KTNさんが「え?」ってなってた。

序盤での川島インターやってる方の幻エイドでのやり取りを話すと。

「それは参った」

とのこと。

 

自分も、去年、川島インターの私設エイドがあると思った場所になくて。

大落胆したのを思い出します。

※ちょっと先の場所に会ったのですが。

 

今年は本当にないみたいです。

あると思って期待していてないのと、ないと分かっていた時の気持ちの差は大きい(苦笑)。そんなやり取りをしながら川越を目指します。

 

川越までは、左側とか右側とか微妙に気にしないとロスがでる区間があったりする。でも、KTNさんと一緒だと不安がないのが、すごい楽。

ここで右側。この交差点で左側。

こういうところでロスをすると、タイム以上にメンタルにダメージが来る。

そういうロスがないだけでもすごく助かります。

 

そんなこんなで落合橋を過ぎて、川越市内へ。

この辺りは足元が微妙に危ない。

観光客が多いし歩道も狭い。

注意しないと転倒とかでケガもしかねないからと、慎重に進む。

そんなこんなで小江戸区間終了。

 

9時間51分。

ほっとしました。

25時間の想定タイムは、小江戸区間で、10時間以内だったので。あの序盤の強風を、想定タイムでやり過ごせたのは御の字。

距離相応の疲労はあるけど、まだメンタルと胃腸は大丈夫。

 

順位を確認すると。

22位か。これは、今年はシングルリザルトは難しいか。

でも、順位を気にするとロクなことはない。

まだ半分も走っていない。

この先もマイペースで行こう。

 

そう言い聞かせてました。

※分かっていても難しい。

ということで、大江戸編に続きます。