だから人って面白いって、逆に怖いです。
2週間前に肩の痛みがメインでいらっしゃった70代男性。
結局棘上筋の部分断裂と骨頭の前方逸脱でした。
激痛は無くなりましたが、筋肉が部分的にちぎれて弱くなってる状態なので、断裂部分を再度出血させて、血流が改善するためのトレーニング(カフトレーニング)を自宅指導しました。
で、2週間経って「肩が痛くて挙がらない!」って予約が入りました。
(ありゃりゃ、トレーニング間違ってるかな?きちんと指導出来てなかったかな?)と思いましたが、いらっしゃるとアライメントは正常で、試しに「家でやってたトレーニング見せてください。」とお願いしたら、正しく出来てるし、棘上筋の太さも左右差無くなってます。
でも、痛くて肩が上がらないとのこと。
「肩が痛い」と押さえているのは三角筋の中部線維部分じゃん!おじちゃん!
そこは肩じゃなくて腕!
触って行くとth1,2,3辺りの筋肉がパンパン。この辺りから肘の神経が出ています。
「わけわからん肘の痛み」なわけです。
背骨から肘に向かう神経に沿って癒着や硬結を剥して、ついでに反対側も行って25分。
「あれ!あんなに痛かったのに、痛くないね?肘やったとですか?」
「肘やったとです。今回はたまたま首の付け根の所が攣って肘関係が悪くなったんでしょうね。カフの訓練はちゃんと出来て筋肉そろってるからやめていいですよ。」
で終了しました。
でも、勉強になりました。
本人が肩が痛いって言ってても、違ったりするわけです。
ご来院ありがとうございました!
2月24日現在です。