こんばんは、春希です。
先週のイベント前後からずっと色々とありましてお疲
れっすです(~_~;)
精神的ストレスもですが、物理的に体がしんどい・・・。
ここ数か月、自粛やろうのせいでスポーツジムはしまる
飲み屋はしまるでいろいろとストレスフルですね。
リア仕事でもヤバヤバの人がちらほらいますわ。
メンタルケアに目をむけて欲しいです。
さて、箱庭のお話で・・・・。
たまに、聞かれるのですが箱庭療法で砂がなくてもまた
砂箱が無くても出来るのではないかと・・・・・。
まず、砂ですが・・・・。アイテムを置いて話をするという
事だけでも癒し効果はあるのですが、子供の頃のお人
形遊びみたいな感じですかね。
そこに砂を置くことにより、水(川、海、湖、池)などが表現
できます。これが結構重要な事になります。
水というのは人間の感情を反映している事が多く、箱庭
療法ではその水の出し方でクライアントの精神状態など
を読み取ることができます。
あと、砂には退行作用を促す効果があるみたいで現実の
耐えがたい状況を退行(発達段階以前にもどる)事により
赤ちゃんや守られて育ってきた意識にふれ、そこから回復
エネルギー得るという作用があるみたいです。
何故、砂にそのような作用があるのかという事ですが、
これは実際に箱庭療法の一人者でいらっしゃる先生に
お聞きしました。明確な答えってのはわからないみたいで
すが、人間は地に足をつけて過ごし、最後は土に帰ると
いう生き物なのでその事が精神的な構造に無意識に組み
込まれて砂に触れると浄化作用がおきるのではないかな
というお話でした。
次に砂箱の意味ですが、これはクライアント自身を守る
ためにあります。説明しますと、作成した箱庭はその方
の心理状態を投影させたものですが、これはセラピスト
が見守り、決まった箱の中に物を置くということでその方
が安心して自分の中に入られるという事です。
仮に、箱なしで作ると漠然とした場所に放り出されたよ
うな感覚になり、不安感が襲ってくる事があります。
自分の居場所がわからない、などなど。
一定の枠の中で製作する事により、箱庭の中で起こって
いる事を冷静に見る事ができ、殺伐とした内容の物を
製作してもこの箱の中の事だと意識することで、安心感
を得られるのかなと思います。
風景構成法を考えられた、中井久夫先生も最初にクライ
アントに指示した絵を描いてもらうときに描けない人が
結構いて考えて、画用紙の端に枠を付けてみたら描ける
クライアントが増えたそうです。
ある程度の規制(砂箱、画用紙の端塗り)をする事に
より、安心して自己表現がでるようになるみたいです。
中々面白いですね。規制をかける事でその人の内面が
出やすくなるとは。
はるき