和歌なんぞ | カルラのたわごと

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~ちょこっとスピかな~

こんばんは、春希です。

 

最近は、仕事が暇で仕事中妄想が爆発しそうです。(~_~メ)

あと、指のオーラー見たり、今日は紫でしたわ。

パソコンの前に座っているんで電磁波除けのシールド貼っ

たりとか出来ないのかなと考えてました。(笑)

 

ここ数日、和歌というか短歌とかも気になっていまして色々

百人一首を調べたりしてました。

 

私が百人一首で一番好きな和歌は

瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ

~崇徳院~

意味は

川の流れが速くて、岩にせき止められた急流が二つに分かれても

また一つになるように、恋しい人と別れてもいつかはきっと結ばれる

という意味です。

ロマンティックですね。

崇徳院は色々と可哀想な人で、最後は怨霊になって暴れまわった
みたいですが、こんなきれいな和歌を造る人が怨霊化するのかし

らね。ただ、この方のひいじいさんになるのかな白河上皇から

後白河上皇までがかなり、どろどろしていて皇位継承問題も絡ん

でやっかいな時代でした。まあ、一番悪いのは火種を造った白河

上皇かな。いい辛い話もあるんで、興味ある方は調べてください

ませ(^▽^;) 待賢門院とか西行とか、清盛もか・・・・。

 

千早(ちはや)ぶる 神代(かみよ)もきかず 龍田川(たつたがは)
からくれなゐに 水くくるとは

~在原業平朝臣~

意味は

昔の神々の時代でも、こんな事は起きなかっただろう。

竜田川の流れが紅葉で鮮やかな唐紅の絞り染めになっているとは。

恋歌ではありませんが美しい響きを感じます。

これはご存じの方も多いでしょう。映画化もされた「ちはやぶる」も

あったので。

作者の業平さんは非常に高貴な生まれですが、お祖父さんの平城

天皇がやらかしたせいで臣籍降下になってしまいます。

美貌で和歌の才能もあり、女性には超モテモテだったみたいですが

反骨精神もあってか、皇太子妃候補の女性(藤原高子)をかっさらった

りしてます。すぐに、奪還されたみたいですが。

この時代もかなりドロドロしてますが、薬子の変とか、私の好きな

高岳親王もとばっちり受けて廃太子になりました。

嵯峨天皇が賢帝だったのでなんとか治めましたが。これ以前は

呪いの話しが一杯(;´∀`)

御霊神社に参拝してくださいませ、色々といらっしゃいます。

まだ、怒ってらっしゃるのかな。

 

夜もすがら もの思ふころは 明けやらぬ閨のひまさへ つれな

かりけり

俊恵法師~

意味は
あの方のことをずっと一晩待っていると、色々と想い悩みなかなか
夜が明けない。扉の隙間から朝の光が差し込まないことさえつれなく感じます。
この方は、男性の僧侶ですが女性の恋歌を書いてます。
きっと、高貴な御婦人の殿方の愚痴を聞いていたのでしょう。
 
百人一首ではないですが、最近とても気にかかる歌があります。
やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君

~与謝野晶子~

解釈は色々とありますが

好きで、好きでエロエロパワーさえ送っているのに、気付いている

のかいないのか堅い話でかわす相手になんでやねんという歌かな。

私は僧侶の方に恋をした女性の事というのを昔、聞きました。

これは有名ですからご存じの方も多いでしょうね。

歌集の「乱れ髪」(タイトルさえエロい)に入っています。

 

与謝野晶子情熱的ですからね。略奪婚で、いまでいえばゲ〇不倫

ですね。まあ、これだけ才能あって情熱的な人なら歌人でもある鉄

幹さんもメロメロでしょう。

私は与謝野晶子さんの現代訳の「源氏物語」を読みました。旧

仮名遣いでちょっと読みづらかったですが良かったです。

瀬戸内寂聴さんのはちょっと軽く感じてあんまし好きじゃないな。

 

和歌や、短歌が気になるのは言葉ってものにこだわっているのか

なあ。

昔の「恋歌」いいよね。ものに例えたりして、センスいる~

 

言葉って本当に大事だと思います。人を殺すも生かすもできるし。

 

百人一首の「競技カルタ」のクイーンをえらぶ近江神宮より

愛をこめて

 

春希

 

PS.崇徳院の画像を貼ろうとしたら何回してもフリーズしました。

(~_~メ) 怒ってはるのかも。