連載7 康生☆ラプソディー【松坂屋時代の女子高生】 | 東海愛知新聞『矢作に住んでみました』バックナンバーはコチラ

自分が学生から社会人になった頃

 

街を歩けば

 

チンジャラ チンジャラ と

 

何処かから、威勢の良いパチンコ屋さんの音が

 

聞こえてきたものだった

 

新聞記事にも書いたけれど

 

当時はまだ

 

現金支給の職場も

 

多かったため

 

もらったお金を見ていると

 

気持ちが大きくなってしまい

 

もらったその日にパチンコへ行って

 

あっという間にすってしまう

 

そんな

 

笑えない話も時々聞いた

 

 

果ては

 

飲み屋に自転車で行ったら

 

帰りに自転車ごと

 

側溝にはまって

 

そのまま凍死してしまったなど

 

笑えない話が

 

身近にあったものだった

 

でも

 

その時はその時で

 

あぁ

 

あの人なら仕方ないね

 

そういうこともあるかもね と

 

普段の生活ぶりから考えて

 

諦めの気持ちが

 

周りの人に共通していたような気もする

 

 

それだけプライベートが

 

お互いに近かったのだろうか

 

 

当時はとんでもないと

 

思っていたことも

 

ずっこけるような

 

事件も

 

時がたてば

 

懐かしさと愛おしさに

 

変化していくことを

 

 

しみじみと感じている