戦国に生きた歌舞伎役者 伊達政宗 | 東海愛知新聞『矢作に住んでみました』バックナンバーはコチラ

お引っ越しブログ〜〜2017年1月より

 

 

 

 

【第2回歴史好きが偉人を語る会】

戦国に生きた歌舞伎役者!? その実体とは


第2回目のテーマは『伊達政宗』です



「伊達男」の語源となった、
色男としても大変有名な武将

 

 


1987年に放送された大河ドラマ
『独眼竜政宗』
渡辺謙さんが見事なはまり役でした




「伊達男」
そういわれるほど、派手さが目立つ政宗ですが
今回の講義を受けてみたら、普段はそうでもなかったみたいです

普段は質素な生活そのもの

ここぞとばかりに演出した
「死に装束」での出陣や、
「十字架を背負って登場」
みるからにきらびやかな出陣の様

などなど

命をかけた演出も面白く
ストレートで、非常にわかりやすい物の言い方と感情の伝え方が
その時代に愛されたのではないでしょうか

辞世の句
「曇りなき 心の月を 先だてて 浮世の闇を 照してぞ行く」




「太陽」ではなく「月」を引用しているところに政宗が
政宗自身の立場をわきまえていることを、窺い知る事ができます
そして、この世の事を「浮き世の闇」そして、その闇を「照らして行く」と言い切っているところに
自分の哲学となっている仏教観と、覚悟の現れが表現されていて、とても政宗らしいと思います
思う事は出来ても、なかなか出来る事ではありません

政宗の哲学と行動全ては、この辞世の句に集約されているといえるでしょう




世情が落ち着いてからは、領地の改革に力を注いだ政宗
自分を演出したセンスと才能が、地元に行かされ
いまも華やかに息づいています