あなたは、樹齢1000年以上の木をみたことがありますか? | 東海愛知新聞『矢作に住んでみました』バックナンバーはコチラ

 

こんにちは。愛知県三河の主婦タライター「みたはるこ」です。

あなたは、樹齢1000年以上の木をみたことがありますか?



 

それも、桜。枝垂れ桜を。

 


 

私たちが住む、地元岡崎市には、なんと、

樹齢1300年と伝わる、枝垂桜があるのです。

 

それが、奥山田町で見る事が出来る

 

『持統桜(じとうざくら)』



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それは、1300年ほどまえに、持統天皇が三河へ行幸したときに、

奥山田町にて、お手植えされたと伝わる、枝垂れ桜のこと。

 

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桜の品種は「エドヒガンザクラ」



 

ソメイヨシノよりも、早く咲き始めるのが特徴です。

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地上17mの高さから、こぼれ落ちるるように花が咲きます。

7、8分咲きなら朝、

散り始めなら夕方からの鑑賞がおすすめ。

 

地元、奥山田町では、毎年、桜の開花に会わせて

「奥山田のしだれ桜まつり」を開催しています。

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期間中は、地元野菜の販売や、おまんじゅう、花見団子の販売、

甘酒、抹茶を楽しむこともできるんですよ。

 

とくに特産品では、珍しい野菜を見かける事もあり、

地元の方々とのやりとりがうれしい。
 

私は今年、「赤米」という古代米を買いました。
 

静岡県にある「万葉の森公園」にて、古代食をいただいたとき、

その古代食に見慣れない「赤米」が出てきました。

その、「赤米」と、こんなところで出会えるなんて、

感激です。

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ほかにも、期間中には夜間のライトアップも行われています。

 

ライトの光に浮かび上がる、枝垂れ桜の白い枝は

ほんとうに、幻想的で、儚くって、ロマンチック。

昼間より、カップルの姿を多く見かけるのもうなずけます。

 

この、桜をお手植えしたのは、1300年前の古代天皇

 

持統天皇

 

第41代天皇で、女性。

小倉百人一首ではこちらの歌が有名です

 

 

春過ぎて 夏来にけらし 白妙の

衣干すてふ 天香具山


1031-10


 

 

奈良の都に住んでいたはずの天皇が

 

(実際は、天皇の位を孫に譲った後なので

 天皇ではなく、太上天皇という立場だった)

 

なぜ、三河に来て、自ら桜を植えたのか。

 

 

岡崎歴史探求班では、その謎を追いかけています。

 

しかし、

桜は桜。

 

 

人間達の都合など、知る由もありません。

 

 

 

 

この時期だけは、難しい話を忘れ
素直に花の美しさを

楽しみたいところでもあります。