第69回 朝日杯フューチュリティステークス（阪神・芝1600m）

「ローズさん、泣いても笑ってもあと２つッス！」
「今年のＧⅠレースは、今回の朝日杯フューチュリティステークスと、有馬記念を残すのみだな」
おいちゃんが怪訝そうな顔で口を開いた。
「いえいえお二人さん、まだありますよ」

(*ﾟ∀ﾟ) ﾊ?

「まぁ、12/23(土)の中山大障害は[Ｊ・ＧⅠ]ですからよいとしても、12/28(木)のホープフルステークスは今年からＧⅠに昇格したんですよ」

(；ﾟдﾟ) ｲ？

「そんな程度で、競馬の話とかされてもねぇ、、、」

オレががモジモジと両手の人差し指の先をツンツンしていると、
テツはポリポリと頭をかいている。

「さぁ、お二人さん、おつまみが冷めますよ」

目の前には美味しそうに焼かれた地鶏の皿がある。

おいちゃんは美味しそうに食べている。

「あ、あの、串焼き食べてもいいッスか？」
テツはピーマン豚バラ串に手を伸ばした。

んじゃ、オレは豆腐から揚げた厚揚げをもらいましょう。

「あっ！？」
「どうしたのテツ？」
「ローズさん、先週も当たってるっス！」

ローズの推奨馬

④マウレア　　3着
②ラテュロス　6着
⑪ラッキーライラック　1着

「1着と3着が当たってたッス！」
「だからね、オレは単勝もワイドも買ってないの。だから配当金は1円ももらってないの」
「花の名前の馬は3頭いたのに、なんで2着に入ったリリーノーブル(百合＋気品)だけ買ってないッスか？」

テツはまだ理解していないようだ。
私がズバリ当てると、私の周りの人に迷惑がかかることを。
私は中央の奴らに見張られているのだ。

12月17日（日）第69回朝日杯フューチュリティステークス（GⅠ）阪神競馬場・芝1,600m
■ＧⅠヘッドライン
『大器の片鱗、次代を創造。』

・たいきのへんりん
た・・・・・・・・・・・・・・ん
[タ]ワーオブロンド[ン]

・片鱗
鱗はうろこ。出走馬でうろこに関係のあるのは竜だけ。
⑭ダブルシャープ（騎手：和田[竜]二）

・スペシャルプレゼンターは岡山天音（おかやま あまね）。
⑭ダブルシャープ
馬主：[天]堀忠博
意味：[音]符記号の一つ

てことは、つまり、この２頭で決まりなのだ！
③タワーオブロンドン
⑭ダブルシャープ

それーっ！

有馬の軍資金にするぞーい！