教員として大切な事の一つは、子どもの興味関心をどんな風にして目標に向けさせるかでした。
例えば、「足し算ができるようになりましょう」とただ言われるより、実際に物をみせて、「合わせていくつ!?」とテンション上げ「じゃあ、足し算できるようになっていくよ~!」と盛り上げた方が、小学校1,2年生は楽しく学べると思います。
こういう学校側の外付けの目標を達成させるのが、教員の楽しさでもあり、力の見せどころです。
その結果、子どもたちは「足し算ができる」とか、ある力を身につけます。
そのために、時には1時間の流れを組み、具体物を用意し、清潔で安心な環境を用意するなど、時間があればやれることはいっぱいです。
そして、子どもたちの前で俳優のように演じます。
こう書いてみると、今でもやっぱり楽しそうですね。
僕の中でのコーチングというものは、目標の面にフォーカスするとその反対です。
まず、その人が達成したい目標は何なのかは外側から決められず、自分で決めています。
内なる目標と言ったらいいでしょうか。
内なる目標は今現在抱えている悩みを含めて色々あると思います。
「人間関係をよくしたい」
「習慣を変えたい」
「ダイエットしたい」
「今の取り組んでいる事を成功させたい」
あとはそれをどうしたら解決・もしくは達成できるのか。
こちらは話を聞き、それに対して質問をします。
そして、その目標に対して解決するための気づきを見つけていき、実生活に生かしていきます。
コーチングは内なる目標を達成するお手伝いをしています。
今の僕は、外付けの目標で力を身につけていく学校より、内なる目標達成を目指すコーチングに、魅力を感じています。
こう見ると、目の前の人が目標に向かって取り組んでいく姿をみるのが好きみたいですね。
とにかく、外付けの目標も内なる目標も、どちらも達成に向けてうまくやれば楽しいことですし、大切なことなのでバランスをとれたらいいなあと思います。
(理想は、内なる目標を見た結果、外付けの目標が見えてきて、進んで何かを身につける流れができたら最高だと思っています!ちょっとややかしいですね。)