私は、5月8日に、前立腺がんで、PSAは「132」、がんが「膀胱へ浸潤」でTNM分類が「T4NOMO」、ステージ「3」グリソンスコア5+5で10(満点)」とすべての結果がでました。また、5月8日からホルモン療法(内分泌療法)を、「リュープリン」(LH-RHアゴニスト薬)とビカルタミドで開始しています。
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2024年6月5日現在、ホルモン療法(内分泌療法)を開始して29日目、今日は1か月経過での県立がんセンターへの通院です。車で自宅を出て、朝8時半に県立がんセンターに着きました。早いもので1か月、この間に私が「がん告知」を自分なりに受け止めるというか、徐々に気持ちを切り替えていると思いますが、うまい表現がないのですが、まだまだ「うじうじ」した部分が残っていると思いますね。

県立がんセンターでは、最初に採血と採尿をするのですが、早く来たつもりでも、33番目でした。採血が済んで書類をもらって、泌尿器科の診察室の前で待っていたのですが、10時過ぎになっても呼び出しがありません。やっと私の名前を呼ぶ声が聞こえたので手を挙げると、どうも採血と採尿のあとに、書類を採血とは別の受付に出す必要があった(もらった順路の書いた紙に書いてあったのです)ようでした。あまりに遅いので、その受付の人が探してたようです。未だに診察の要領がわかっていません。これで1時間以上のロスでしょうね。

10時半になって(元々9時半の予約)、やっとS先生の診察になりました。S先生が開口一番、「PSAが、5.61に下がってますね。順調です。それ以外の検査項目はすべて問題なしです」とのことでした。最初が132ですから、それから1か月で、基準の4以下に近いレベルまで下がっています。まあ、同じような人のブログも見ていたのでこの数値には驚きませんでしたが。

(2項目:PSA5.61>4、eDFR55.37<60)以外の範囲外の数値はなし!)

 

先生には、私から「胸のあたりの違和感は女性化乳房で乳腺が増殖してると思うんです。それ以外の副作用は今のところありませんね」というと、「胸の違和感はそう(女性化乳房)でしょうね」とのことです。その後、私からは、「食欲が出てきたので、太りそうでロードバイク(自転車)を再開しました。昨日も30キロほど走りましたが、前とほとんど変わりないですね。このまま続けてもいいでしょうかね」と聞くと「今まで通りでいいでしょう」とのことでした。私からは、「ただ副作用のカルシウム不足が心配で落車が怖いんですが・・」と言いました。まあ先生に言ってもどうにもならないんですが。

私からの質問の2番目は、「私は、T4N0M0で、ステージ3ですが、グリソンスコアが満点で最高悪性の10です。この10というのは、かりにと比べて何が違うのでしょう?」と聞くと、S先生は、最初に「ステージ3?あれっ、ステージ4じゃなかったか」というのですね。私はびっくりして「3ですよね?」とまた聞くと、「T4かあ、そうそうステージ3ですね」と訂正するのですね。まあ、いまさらどうでもいいのですがね・・

その後、このグリソンスコア10で何が違うかの質問に対しては、「再発の可能性が高いということでしょうね」と言うので、私が「再燃ですか?」と聞くと、「そうです」とのことでした。

さらに、私からの3番目の質問をしたのですが、これは朗報でした。私は先生に「私は前立腺がんが膀胱へ浸潤していますが、そもそも普通の膀胱がんだけの場合と、前立腺がんが浸潤している場合のがんというのは、同じものですか、別物ですかね」という質問をしたのです。それに対しS先生の回答は明確に「それは別ものです」とのことでした。言い換えると、転移したがんと浸潤したがんは、まあ同じようなもので、原発巣(いわば本籍)である前立腺がんを放射線でたたくと転移や浸潤がんも小さくなる(アブスコパル効果)と解釈できるのですね。それと私の膀胱への浸潤したがんは、上皮部分とのことで、膀胱がんの場合の3層(膀胱上皮、上皮下層、筋層)のどこにあるかでは、一番軽い部分のようです。ほんの少しですが、良かったと思うのですが、どうでしょうね。なお、前回に私の家の近くのTクリニックで処方してもらった前立腺肥大の薬の「タムスロシン」は、もう暫くやめて排尿の問題がでたら検討しましょうとのことになりました。

その後、今後の治療のことを聞くと、今の注射(リュープリン:LH-RHアゴニスト薬)と飲み薬(ビカルタミド)を6カ月続けるので、「3カ月後に、また来てください」とS先生が言うのですね。私は、「えっ、毎月1回検査するのではないんですかね?」と聞くと、「来てもらってもすることがないですよ、8月28日か、9月3日ですが、どちらが良いですか」と聞かれる始末。

まあ早い方が良いので、8月28日と答えておきましたが、「何かあればすぐきますので」と伝えておきました。

 

結局10分程度の診察を終え、2階に「リュープリン」(LH-RHアゴニスト薬)の3カ月分の注射に行きました。注射の際に、「これって前回が1か月分ですから、物理的に量が3倍になるのですかね?」と聞くと、「濃度が3倍になっていますね」とのことでした。まあ大容量の注射でなくて良かったのですが。

 

無事に注射を終え、会計と飲み薬の「ビカルタミド」の3カ月分を受け取り、12時過ぎに終了しました。会計ですが、薬が3カ月分で、これが前回の3倍ですので、3割負担でも20380円でした。まあこの金額でも健康保険は有難しですね。