図書館にある大量のがん関連書籍!

2024年4月30日に私の前立腺がんの告知がありました。その後、5月4日に私の家の近くの施設(グループホーム)にいる腎盂がんのステージ4の母が早朝にベッドから入歯を取りに行こうとして転倒し、救急搬送され、大腿骨骨折で入院となり、10日には大手術(人口骨等置換骨の手術)があり、今日14日現在では母は何とか手術がうまくいったかなという状況です。なお、介護のことは、はてなブログで書いています。「はてな ROYUE」で検索すると出るハズです。

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私は、5月8日に、前立腺がんで、PSAは「132」、がんが「膀胱へ浸潤」でTNM分類が「T4NOMO」、ステージ「3」グリソンスコア「5+5で10」とすべての結果がでました。

ここ半月は目まぐるしい日々でした。

また、5月8日からホルモン療法(内分泌療法)を、「リュープリン」(LH-RHアゴニスト薬)とビカルタミドで開始し、今日14日現在は、「リュープリン」の4日間のフレアアップ(男性ホルモンの大量放出)が終わっているハズですが、さしたる副作用はない状況です。

 

私の趣味の自転車(ロードバイク)は、4月25日以降の生検後の1週間は止められていて、今後も親戚の看護師のCちゃんから1日30分以内でと釘をさされ、5月11日に15キロほどポタリング(自転車散歩)はやってみましたが、尻をサドルに付けないようにすると腕が痛くなったりと散々で、やはり自然体で乗りたいのですが・・

私は1週間に1回は35~40キロを2時間で走るのを、もう14年やっています。途中アキレス腱断裂の手術で3カ月は休んだのですが、それ以外は私のノルマにしていたので唯一の有酸素運動ができないのは困ったものです。毎年やっていた1日100キロで300から1000キロくらいのソロロングライド旅もできないし、今年の計画の環島(台湾一周)のリサーチもだいぶ終わっていたのです。

何も知らない人が、サドルは前立腺によくないとか、ホルモン療法ではカルシウム不足で骨が弱くなり、自転車は良くないとか、これらも本当なのか調べないとわかりませんね。そもそも、泌尿器科の先生で、ロードバイクのことをよく知っている人がいるのでしょうかね。自転車でも、ロードバイクは常にサドルに尻を乗せているわけではなく、尻には結構厚みのあるパッドをつけているし、そもそも足と腕の5点で支えているのですが・・

まあ、そんなことを考えながら、昨日図書館へ行き、膀胱がんのことが調べたくてついでに本を借りました。図書館には、大量の「がん」に関する本があります。(上の写真)その中の1冊で、前立腺がんを告知をされ、著者が何とPSAが「1520」って書いてあったので1冊、借りたのです。家に帰って読み始め、その人(あるシェフ)は、医師と決別し、14年間「がんを抑えて生きている」という話です。要は口に入れるものの自然食品への回帰みたいなのですね。数ページ読んで止めました。というのは、PSAの数値の変化や、グリソンスコア、転移があるのでTNM分類は解りますが、その記載もなく、具体的な数値が見当たらないのですね。世の中の「がんは治せる」という類の本って多分こんなものなのでしょうね。

私の調べたいのは、数値とその変化です。実は私の知人や親戚でも、特別な野菜ジュースとか、このような民間療法を奨める人がいます。まず数値がないですね。その上、読んだらと言われた本がみんな古いものです。その野菜ジュースを飲めと奨められ送ってきた本は、なんと2008年の本でしたし、もう一人は、自然食品プラス、がんは治さないで放置するというような近藤?理論に近いものでした・・

なお、私の場合に、女房が結構、添加物や加工食品にうるさくて、私は単身赴任もしましたが、ほぼ自炊ですし、そんなにレトルトやコンビニ弁当には縁がなかったので、このような自然食品や無添加を奨めるまあ「原理主義」のような人達は、私の女房に対して失礼だと思いますがいかがでしょう。

皆さん、厚意でこのような本を奨めてくれるのでしょうが、私が調べたいのは、きちっと数値が書かれていて、かつ、その数値の推移が書かれたものなのですよ。知り合いで「PSAが2桁の人」がいるではなくて、きちっとした数字、例えば98とかの数値なんです。自分自身ならすぐ条件反射で覚えているハズです。

その意味では、前にも書いたこの本(2023年12月発行)は、よくまとまっています。私は個人的には日進月歩のがん関連の本は、賞味期限は「1年」だと思いますね。

 

 


 

なお、県立がんセンターで私の担当のS先生に、「食べるものについて制限をいう人がいるのですが、どうですかね?」と聞くと、一言、「科学的根拠があるものはありません」。

然りです。

 

(前回の記事での補足)

前回の記事で、私がホルモン(内分泌)療法の薬の説明を受けた際に、「鬱で高層階に住んでいる人は心配」と言う記事のことを書きましたが、副作用で鬱が出る可能性があるのは、内分泌療法でアパルタミド(商品名はアーリーダ)を選択した場合に、この副作用の薬疹(皮膚炎)を止めるための「ステロイド内服薬」の副作用での鬱とのことでした。お詫びしたします。