この記事は、2021年2月6日に、WORDPRESSで書いた私のホームページの記事を移行したものです。

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リタイアした61才以降、毎年12月にTOEICを受けるようにしています。現役時代は、仕事で英語を聞かなければならない会議があり、そのような場では、仕事上の専門用語なら英語でもほぼわかりましたし、重要なのはむしろ数字の持つ意味でしたので何とか仕事はこなせましたが、やはりもう少し上達したいという気持ちは常にありました。特に会話は全くだめでしたので、「駅前」の英会話学校にも行った時期がありましたが、しみついた日本語脳から脱却できずでした。また、TOEICを受験したいとは思いながら、現役当時は、時間的にも精神的にもその余裕はありませんでした。

実は、私はTOEICが始まりだした時代(30年以上前か)に、会社が始めたIPプログラム( Institutional Program:会社内で社員が受験するTOEIC)で会社の試験官(社内受験生に対し、試験案内とリスニングのカセットテープ(当時)を押すこととタイムキーパーが主な仕事)をしたのがきっかけで、当時の上司が、カセットテープを押すだけなら、試験官自身(私)も受験したら!?ということで、受験させてもらったことがありました。当時、2回ほど受験し(もちろん他の社員の試験運営をしながら、カセットテープのボタンを押して、公明正大にです。)、最高でも560点であったと思います。

会社をリタイアし、時間ができた最初の試験は、12月の試験日前にほぼ1か月間、模試本を買い勉強したため、何とか600点台は何とか取れました。しかし、その後、毎年受験しましたが、直前1か月間のみ勉強するというスタイルでしたので、点数も一進一退で、どうしても700点を超えることができませんでした。

そんな中、このコロナ下で、 TOEICの試験が午前と午後の二回になり、また、試験が抽選になったため、2020年12月の受験申込には抽選にはずれ、翌2021年1月の受験に何とか受験ができるようになりました。その結果、今回は2カ月間、みっちり模試本(以下の写真の3冊:リスニング7回分で700問、リーディング7回分で700問)で勉強して、試験に臨むことができました。リスニング77回(7700問)、リーディング55回(5500問)しました。

結果は、・・・・・745点・・・・・。3年ぶりの記録更新です。これで、当初の目標である730点をクリアしました。コロナ下が幸いしました。為せば成るものですね。

届いた結果通知です。



今回の勉強方法は、繰り返し同じ模試を解くこと、いわば1000本ノック方式で、これはこれで良かったのですが、より上を目指す場合には、新しい英文に接する機会を増やすこと、柔軟性(うまい言葉が見当たりませんが)を養うことが必要と思いました。また、TOEICのリスニングで感じたのは、模試本によって発音が違うということです。受験本番で最初からうまく聞き取れず(というか耳が慣れない)、何回かショックを味わいました。英国人の女性でキーの高い人の発音(例えば、「that」の発音が何度聞いても聞こえないとか)とオーストラリア人の男性の低音の発音(例えば、「over」の発音が判別できないとか)は、模試本によってかなり違うと思います。こんなことを和らげ、慣れる意味では、「公式ETS」の模試本を買ったのが良かったと思います。

  



今は、コロナでダメですが、これで、年一回の海外弾丸ツアーの仲間(60才・70才代の旅行仲間)のアテンドを積極的にやれそうです。でも、最近はスマホと現地SIMと、Googleの翻訳さえあれば、ほとんどの言語での旅行会話程度は大丈夫なのです・・・・・・。

後日、英語に堪能な知人に連絡したら、祝メールの中で、以下のようなことが書いてありました。私と全くレベルが違う話なのですが、英語上達にはいくつかの大きなハードルがあるのでしょうね。

「すごい!すごい!おめでとうございます! ・・略・・ そういえば、ぼくもアメリカで2年制の短大から4年制大学に編入するときTOEFLを受けたんですが、3回連続で同じ点数(確か半年ぐらいの期間)で、必要な点数にあと10点足りないことがあって、先生にMr.Consistantと揶揄されたことを思いだしました。そして、次のテストで必要な点数を取れなかったら一時帰国かもというときに、必要な点数を大幅にクリアしたんです。」