側弯症はその程度によって本人がほとんど、あるいはまったく自覚がない場合が多くあります。しかし、何かの拍子で自覚する場合もあります。例えば、お風呂に入っている時に親に指摘されたり、腰痛になったり疲れが抜けにくい時に鏡を見たりしていて気付く場合等です。
側弯症と一口に言っても、整体の適応症とそうでない場合があります(当院)。適応症でない場合とは、先天性の側弯症。すなわち、椎体の変形があらかじめある場合です。この場合は施術をしても背骨は真っ直ぐにはなりません。ただし椎間関節間の動きをつけることにより、疲れにくくしたりするようにもっていきます。
適応症となる側弯症は仙骨の変異による側弯症です。
この側弯症は、後天的な理由により背骨の土台ともいうべき仙骨が変位してしまう為、その上に重なる椎骨が曲がってしまう症状です。生まれてからの姿勢や動作の癖や生活習慣、仕事の偏った作業や姿勢により側弯してしまいます。
こちらの方は40代の女性。腰痛、腿の前にしびれがあり、側弯が見受けられました。
左の写真が施術前で左の坐骨に多く重心がかけられています。これは左の腸骨の後弯、そして右腸骨がかなり左より高い位置にありました。すると当然その間の仙骨は後湾している腸骨側におじぎをするので背骨は側弯していきます。
仙骨、仙腸関節、腰仙関節を中心に足根骨まで各関節の可動域をチェックしました。膜リリースでは浅鵞足、深鵞足、長趾伸筋等、大変痛みがありましたが調整しました。
術後、腿の前側のしびれは楽になったご様子。背骨の方は真っ直ぐにする意識よりも椎間関節の一つ一つに動きをつける意識で行なっていくと説明しました。結果、自然に少しずつ改善していくことでしょう。

