股関節は球関節であるため沢山の筋肉が四方八方からつき、その球関節の自在な動きをサポートしています。
今日は中でも股関節の前面をまたぐ膜、大腿四頭筋の大腿直筋と腸腰筋を見ていきたいと思います。
大腿四頭筋のうち大腿直筋だけが二関節筋で大腿脛骨関節(膝関節)と股関節をまたぎます。起始部は人によっては3つから成り、垂直頭、屈曲頭、回旋頭となっていて腿の前側が張っていると訴えていたり、膝を曲げて歩いてくるお客様の場合は必ず膜の癒着を確認する所です。
股関節の前を通る筋肉は背骨からくるものもあり、腸腰筋<大腰筋・腸骨筋>がそれです。(小腰筋は省略)
この筋肉は腰痛の時も張りやすい筋肉で、固くなると腰を曲げて歩く格好となってしまいます。歩いていて、急に犬が吠えてきたなどとっさの時に激しく活躍する筋肉でもあります。
こちらのお客様は脳性麻痺のハンディがありながら、常人よりも質量ともに遥かに上回るお客様を施術しているセラピストで、いつも見習わなければと思う人です。
病気のこともあり膝を曲げて歩いており、お体を診ると、膝関節は膜もさほど癒着はみられず関節の遊びも普通にあります。
しかし、股関節の前をまたぐ膜は大腿直筋は凝っているし腸骨筋はかなりカチカチです。股関節も隙間が均一でないためこわばりがありました。
膝を曲げて歩くと言っても原因は膝にない場合が沢山あり、多くは他の不調部位の影響を受けてしまう、そんなことが多い関節だと思います。


