脳出血の後遺症の相談である日訪れて来て頂いたお客様。
整体に出来ることと出来ないことをお伝えしました。ご本人に健康志向の向上心が強く、どうすることもできない部分をご理解頂いたうえで施術を開始しました。それから寒い日も暑い日も歩いて通ってくださっております。ご病気のこともあり、施術毎に骨盤調整等の後、背筋はある程度伸びますが、時間が経つと徐々に元に戻ってしまいます。
麻痺側の大腿部に歩き出しの時にツッパリ感があるとのことで、施術をさせて頂いております。
膝から下にはさほど問題がないのですが、股関節から膝にかけて、腸腰筋、大腿二頭筋、特に内転筋群にとても強い張りが見受けられます。
内転筋群は恥骨筋、短内転筋、長内転筋、大(小)内転筋、薄筋から成る筋群ですが、大腿の内転を主に屈曲、そして一部伸展にも作用するようです。つまり、股関節から大腿骨が離れないようにする筋肉群と勝手にイメージしております。ということで転ばないように頑張っている場合、悪影響がないかをみる必要があります。
膜リリースですが、これらの筋の起始停止をきちっと把握してリリースしていく必要があります。
起始部は恥骨筋・長短内転筋は場所が悪く、説明した後ギリギリ触れられますが、大内転筋・薄筋は場所的に触れさせてはくれないところなので起始部は諦めます。
停止部は例外を除く大部分が大腿骨の後面についており、大腿骨の後側からリリースしていきます。ハムストリングが張っている場合には内転筋群は感じられないので、まずハムストリングを緩めなくてはいけないことが多いです。その後初めて顔を出すという深い所にある筋肉です。

