6月9日の記事の一人っ子君は目も開いて順調です
寝ていますが(^^ゞ
と・・
生まれたプードルの赤ちゃん!
2匹までは自然分娩で、最後の子を自力で出せなかったので先生に助けていただいて。
案の定、育ちすぎ(^^;) 大中小です。
同じ日に生まれた一人っ子君
遺伝子検査はされていますか?のお問い合わせがたまにありますが、何度も書いていますが、全員してあります。
3項目のうち、何れかでキャリアが混じっている犬は繁殖に使っていません。
ただ、外交配に出して生まれてくる子犬が、ノーマルかどうかは分かりません。
理由は
1.PRAしか検査を受けていらっしゃらないブリーダーさんが多い為
2.遺伝子検査そもそもの結果が誤判定であるケースが稀にある為
ダックスは排除しきれていませんが、というのも数日前の記事に書きました。
アフェクテッド(必ず発症する進行性網膜萎縮症))が出来る組み合わせはしません。
ダックスだけはノーマルにこだわり過ぎると犬質が劣化する、というのは諸先輩がたからずっと聞いています。
アフェクテッドが出ない掛け合わせで。と、今はそんな段階です。
ダックスフンドにおいては、椎間板ヘルニアの遺伝子検査が早く出来ると良いのにと思っています。
チャンピオン同士から3頭兄弟全員が椎間板ヘルニアになった事が一度ありました。
十五年前以上の事ですが、その一腹の子犬を作る為に掛かった費用は200万円近いものでした。
潜在する遺伝子は誰も分からないもので、生ませて初めて判る潜在遺伝子の現出です。
ちなみに、その1年後 別のチャンピオン犬と交配した際、椎間板ヘルニアの子は産まれませんでした。
PRAのキャリアは発症しませんので、愛玩用途なら何ら問題ありません。
ここは強調して書かせていただきます。
口腔粘膜での検査は、稀に間違いが起きることが多方面から、また自らの経験からも「ある」という事が判っています。
そこで、血液による検査をお願いするようになりました。
血統書が無くても、まだ出来上がっていなくても遺伝子検査は出来ます。
プードルは遅発性と言われていますので、「うちから巣立った子で、そんな子は一頭もいません」という説明だけで相手(飼おうとされる方)を納得させて済ませてしまうのは間違っていると思います。
今現在3項目が義務付けられているものの中で、両親犬のキャリアが被らないようにしなければならない時代です。
遺伝子学がもっと進化すればするほど、「繁殖に用いることが出来る犬(猫)」というのが少なくなっていくんでしょうね。
そこを無視している所からは、今まで通り通常生産されると思います。
海外では、もっともっと多くの遺伝子検査が可能なようですが、遺伝子学は日々発展していますので、今ノーマル、今クリアでも、一年二年先の同じ遺伝子検査では、別の検査方法で検査する事になるのでしょうから、キャリアと判定されるのかも知れません。
時代とともに検査法が変わる。依って検査結果も変わる。
こうなってしまうと、「この子は発症しません!」なんて、誰にも言えないですね。
何しろ、ヒトも同じで、遺伝性疾患や、親、そのまた親から引き継がれる遺伝など数えきれない程存在していますから、どこまでがどうなんだか、どこまでが繁殖のボーダーラインなのか考えれば考えるだけ頭が混乱します。
「今現在の遺伝子検査には引っかかっていません」 程度にお話させていただかないといけなさそうです。