実家からシャインマスカットが送られてきました。シャインマスカットはとても美味しいのですが値段が高く、普段買う機会が無いのでとても嬉しいです。一気に食べず、数日に分けて美味しく頂きたいと思います。
それではお参りした神社を紹介します。今回より5月28日から30日にかけてお参りした三重県鈴鹿市と四日市市の神社を紹介します。
初日となる5月28日にお参りしたのは三重県鈴鹿市山本町の椿大神社です。椿大神社は伊勢国一ノ宮で、猿田彦大神を祀る神社の総本社とされております。
○御祭神
猿田彦大神、瓊々杵尊、栲幡千々姫命、天之鈿女命、木花咲耶姫命、行満大明神
○由緒
伊勢国鈴鹿山系の中央麓に鎮座する椿大神社は、往古神代、高山入道ヶ嶽、短山椿ヶ嶽を天然の社として、高山生活を営まれた国つ神「猿田彦大神」を主神とし、相殿に皇孫「瓊々杵尊」、「栲幡千々姫命」を、配祀に「天之鈿女命」、「木花咲耶姫命」を祀っています。
猿田彦大神は、天孫 瓊々杵尊降臨の際、天の八衢に「道別の大神」として出迎え、高千穂の峯に御先導申し上げます。そのことより、肇国の礎を成した大神として、人皇第十一代垂仁天皇の二十七年秋(西暦紀元前三年)、倭姫命の御神託により、この地に「道別大神の社」として社殿が奉斎された日本最古の神社です。
仁徳天皇の御代、御霊夢により「椿」の字をもって社名とされ、現在に及んでいます。
また、猿田彦大神を祀る全国二千余社の本宮として、「地祇猿田彦大本宮」と尊称されています。
(椿大神社ホームページより)
〇四日市駅
関西本線の駅です。駅舎は国鉄色を色濃く残しております。尚、四日市市の中心となる駅は西へ1kmちょっとの所にある近鉄名古屋線の近鉄四日市駅となる為、駅前は少々寂れております。余談ですが、青春18きっぷの使用期間ではないにも関わらず、東京から四日市駅まで普通列車のみで移動しました。
駅前のバス乗り場から三重交通の椿大神社行きバスに乗車します。
〇椿大神社バス停
バスに揺られる事約1時間、終点となる椿大神社バス停に到着しました。
三重交通のほか、鈴鹿市のコミュニティーバス「C-BUS(シーバス)」の椿・平田線も乗り入れております。
〇社号標
バス停の向かいに建っております。
〇鳥居と社号標
社号標の後方に建っております。
一の鳥居のすぐそばにも社号標が建っておりました。
〇庚龍神社
一の鳥居をくぐってすぐの所に樅の木が立っております。
樅の木の下には庚龍神社があります。
〇獅子堂
庚龍神社の後方にあります。聖武天皇の勅願により獅子頭が奉納された事から獅子堂と名づけられたそうです。こちらでは主に交通安全祈願、車祓いが行われております。
〇手水舎
蛙の水口がありましたが、手水は新型コロナの影響か出ておりませんでした。
蛙の石像のほか、鯉の石像もありました。
〇二の鳥居
二の鳥居をくぐり、参道を進みます。
〇御船磐座
二の鳥居をくぐり、参道を進むと左手に御船磐座があります。謡曲「鈿女(うずめ)」にうたわれている神代の神跡だそうです。
〇三の鳥居と狛犬
三の鳥居は「断りの鳥居」と呼ばれており、江戸時代中期、この付近の藩主だった本多氏が御神木を伐採して城門を築いたところ一夜で燃えてしまい、その神威に畏れ、こちらの鳥居を奉納したそうです。
三の鳥居手前には狛犬があります。
〇恵比寿像・大黒像
三の鳥居をくぐると右手に恵比寿様と大黒様の像がありました。
〇高山土公神陵と地球玉の猿田彦大神
参道を進むと左手に猿田彦大神の神陵となる高山土公神陵と地球玉の猿田彦大神があります。
〇四の鳥居
参道を進むと四の鳥居が建っております。
〇拝殿
四の鳥居をくぐりぬけた先に、椿大神社の拝殿が鎮座しております。
〇椿岸神社
三の鳥居と四の鳥居の間に別宮・椿岸神社の一の鳥居と社号標が建っております。
二の鳥居です。
二の鳥居が建っている参道の左手にも参道が通っており、そちらには狛犬がありました。
参道脇には扇塚があります。
椿岸神社の手水舎です。
椿岸神社の神門です。わずかに拝殿も見えます。椿岸神社は天之鈿女命と太玉命、天之児屋根命が祀られております。
神門前の狛犬です。
〇かなえ滝
椿岸神社の社殿右手にあります。
〇龍蛇神両地神社
かなえ滝の右手奥にあります。御祭神の龍蛇神は出雲の稲佐の浜に神在月に吹く強風によって神々の先導役として漂着するセグロウミヘビの事で、その姿が神の使いである龍に似ている事から龍蛇神として篤く信仰されているそうです。
〇鈴松庵
椿岸神社から下った所にあります。経営の神様と呼ばれたパナソニックの創業者・松下幸之助が寄進した茶室と庭園です。こちらでお茶を頂く事が出来ますが、今回は頂いておりません。
〇松下幸之助社
鈴松庵の近くには松下幸之助が祀られた松下幸之助社があります。
松下幸之助社のすぐそばには二宮金次郎の像があります。
〇行満堂神霊殿
松下幸之助社のそばにあります。前から撮影しようとすると、ソメイヨシノの枝が被ってしまい、上手く撮れませんでした。猿田彦大神の神裔である行満大明神をはじめ、鈴鹿七福神の一つでる寿老人と椿大神社の役員・崇敬者の御霊が祀られております。
行満堂神霊殿の前には手水舎がありましたが、手水は出ておりませんでした。
手水舎の隣は弓道場になっております。
弓道場の手前にはさざれ石がありました。
〇椿立雲龍神社
行満堂神霊殿社号標のそばにあります。御祭神の立雲龍神は「高座の井戸のぞき」に因んだ龍神だそうです。
椿立雲龍神社の近くにあったこちらの塔ですが、「御霊塔」でしょうか?それとも「印霊塔」でしょうか!?
〇椿延命地蔵尊と五輪塔
一の鳥居手前から行満堂神霊殿へと続く道の途中にあります。
椿延命地蔵尊の隣には五輪塔があります。
〇清瀬一郎弁護士顕彰碑
椿大神社バス停前の社号標を左手に進んだ先にあります。
〇縣主神社
清瀬一郎弁護士顕彰碑の後方にあります。
〇椿護國神社
縣主神社の右手にあります。恐らく地元出身の英霊が祀られていると思われます。
他に高山入道ヶ嶽の山頂(標高906.1m)に鎮座する奥宮と入道ヶ嶽登山口(北尾根コース)付近に愛宕社がありますが、そちらには行っておりません。到着した時間が遅かったのもありますが、登山経験が皆無なので奥宮まで登り切る自信はありませんでした。
〇御朱印帳
椿大神社で授与されている御朱印帳を頂きました。手塚プロダクションとのコラボで手塚治虫先生の漫画「火の鳥」に登場する猿田彦(猿田彦大神)が描かれた御朱印帳です。こちらの他に同じく火の鳥に登場するウズメ(天之鈿女命)が描かれた御朱印帳と椿が描かれた紺地とピンク地の御朱印帳が授与されております。
〇御朱印
椿大神社の御朱印帳です。頂いた御朱印帳の最初のページに書いて頂きました。
こちらは別宮・椿岸神社の御朱印です。
こちらは行満堂神霊殿に祀られている鈴鹿七福神・寿老人の御朱印です。
こちらは庚龍神社・龍蛇神両地神社・椿立雲龍神社の三社龍神の御朱印です。こちらは書置きのみの授与となります。
椿大神社の他にも他の神社をお参りしたかったのですが、移動にかなりの時間が掛かった為、椿大神社のお参りが済んだのは午後5時頃。という事で、この日のお参りは椿大神社のみとなりました。帰りはC-BUSに乗車して関西本線の加佐登駅まで移動し、加佐登駅から関西本線の列車に乗車して予約しておいた名古屋市内のホテルに向かいました。