今から十年くらい前、僕は初めて働いた店を去り、郊外へと転勤した…
当時は、アシスタントから、スタイリストになる頃だった…
入社して一年目から、他の先輩アシスタントを押しのけて、アシスタントリーダーとなった。
ハッキリ言って統率力どころか、美容師としてのキャリアの浅い僕には、何をしていいのかわからなかったが、それでもなんとかやってきた…
しばらくの時を経て、先輩アシスタントはスタイリストになったり、退社したりで(笑)いよいよ名実ともにアシスタントのトップになった…
人をまとめる上で、やりやすいポジションに立てた…
当時、店が改装し、アシスタントだけで自分の部下が10人程度いた…しかも、改装時に、新しく入って来た者もいて、お世辞にもコミュニケーションがとれていると言えなかった…
しかし、僕には味方がいた…
それは、お調子者のI君と、ウッカリ者のNさんだった…
彼らが僕の一個下の後輩だった。
彼らとは徹底的にコミュニケーションをとった。
よく叱ったりもした…
褒めることはほとんどなかった(笑)
でも他のスタッフとはあまりとらないで、あえて距離を置いた…
僕は面倒な事が苦手なので、彼らの出来ない事だけ手を貸して、それ以外は、言われなくても、出来るようにしろ!と、言い続けた。
他の後輩がミスしても、彼らに叱った…
「お前らの教育がなってないから、こいつらがでけへんねん!」と(笑)
しかも、ミスした部下の前で…
そうすることで、ミスした後輩から出た言葉は…
「吉浦さんはなんで僕等に怒らないんですか?」
それが組織というものだと僕は考える…
何があろうと、ミスとは、一個上の先輩の責任だと思う。
そうすることで、後輩は、ミスしたら、IさんやNさんが怒られる…と考えるようになり、自分の仕事に責任をもつと思う…
続きはまた今度…
タイトルの意味はこの章の、最終回まで…