東日本大震災の被災地においてアンパンマンのテーマが大人気です。
私も幼少の頃アンパンマンが大好きで、毎週見ていました![]()
どうしてアンパンマンのテーマが人気あるのでしょう?
ちょっと歌詞を見直してみます![]()
アンパンのマーチ 作詞 やなせたかし 作曲 三木たかし
そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも
何の為に生まれて 何をして生きるのか
答えられないなんて そんなのは嫌だ!
今を生きることで 熱いこころ燃える
だから君は行くんだ微笑んで。
そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも。
嗚呼アンパンマン優しい君は
行け!皆の夢守る為
何が君の幸せ 何をして喜ぶ
解らないまま終わる そんなのは嫌だ!
忘れないで夢を 零さないで涙
だから君は飛ぶんだ何処までも
そうだ!恐れないでみんなの為に
愛と勇気だけが友達さ
嗚呼アンパンマン優しい君は
行け!皆の夢守る為
時は早く過ぎる 光る星は消える
だから君は行くんだ微笑んで
そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえどんな敵が相手でも
嗚呼アンパンマン優しい君は
行け!皆の夢守る為
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アンパンマンのマーチ
すこしアニメの曲としては、何だか哲学的というか、意味深な感じがしませんか![]()
「アンパンマンのマーチ」を語る上で最も知っておく必要があるのがやなせたかしさんの弟の存在。実はやなせたかしさんの弟は海軍に志願し、特攻隊として戦場でその生涯を閉じました。更にやなせたかしさん自身も戦中・戦後の食糧危機に直面し、非常に辛い思いをしたそうです。その事を踏まえてもう一度この歌の歌詞を読んでみてください。
特攻隊として飛び立った彼は自分が二度と母国の地を踏むことは無いと知り
胸の痛みを感じつつも生きている喜びを感じる。
涙をこぼすことなく、恐れることなく彼は飛んだ。みんなの夢を守るために。
戦いに行くのは自分一人だけでいい。愛と勇気だけを連れて行くから。
幸せとは何か 何のために生きるのか
その答えを知らずに生きるのは嫌だ。
時は過ぎ、彼は微笑みながら特攻隊としての任務をこなした。
まるで光る星が消え行くように。
彼は微笑みながら飛んだ。みんなの夢を守るため。
原作のアンパンマンは、決してかっこいいヒーローではありません。
みすぼらしい汚れた服を着て、夕日に紛れてそうっとやってきて、顔を食べさせた後は恥ずかしそうにそうっと帰っていきます。ヒーローは奇麗事だけじゃない。顔を分け与えるのは「正義というのは犠牲なくしては実行できないということを表現した」のだそうです。
アンパンマンは武器も特殊能力も持ちません。顔が濡れるだけで力が出なくなる情けないヒーローです。ですが、その弱さこそ彼がヒーローたるゆえんです。愛と勇気「だけ」しか持たなくても、みんなのために頑張っているから、ヒーローなのです。
アンパンマンはどんなヒーローか子どもに聞けば、つよい、かっこいいというより、優しいという言葉が多く返ってくるのではないでしょうか。優しくあることは、易しくありません。自己犠牲があり、恐怖に打ち勝つ勇気があり、友情や愛があって初めて優しいヒーローになれるということなのでしょう。
戦時中の多くのアンパンマンのお陰で私たちは幸せを享受できているのだと、しみじみ思います。