失敗した塗装を落とします。

筆にシンナーを付けて塗膜に当ててゴシゴシ・ゴシゴシ。

溶けて来たら布で拭き取ります。

時間がかかるので上面だけにしたくなりますが、毎回中途半端に行い後で後悔するので、根性決めて全て落とします。

 

落とし終わったら塗装のやり直しです。

塗装を落としながら「結構厚い」と思ったので(5~6回塗り重ねれば当然か)薄くしようと思いサーフェイサーを止めてベースホワイトを吹きます。

エアブラシを吹いてはドライヤーで乾かしますが、1回、2回、3回と重ねて「しまった」と後悔します。

白の隠蔽力の無さをなめていました。

紫電改の試作機に黄橙色を塗り重ねた時を思い出しました。

「やばい」

一度白を落としてやり直すか。

・・・・・

面倒なのでこの上に白いサーフェイサーを吹きました。

ダメそうならその時に落とします。

 

幸い、一瞬で真っ白になります。

サーフェイサーをなめてはいけませんね。

その上にベースホワイトを塗り、シルバーパールを塗ります。

このシルバーパールはあまりパールが強くない気がします。

シルバーの隠蔽力も無いので使いどころに悩んでしまいます。

最後にアメジスト(紫)パールを要所要所(主に端)に欠けます。

分かり辛いと思いますが妙に光っているのがパールの輝きです。

肉眼だと紫に輝きます。

 

この上にマスキングをしたいのですがパール塗装って強いのでしょうか。

不安でしたが何事も経験なのでやってみます。

エアブラシ塗装で一番面倒な時間です。

マスキングテープを剥がしましたが、塗膜は無事でした。

最近上手く行かないことが多かったので問題が無くて良かったです。

 

ジェットの吹き出し口もマスキングしてから塗装をします。

ベースのブラックですがガイアカラーのExブラックを使用しました。

機首の防眩塗装はMrカラーのフラットブラックでしたが、なかなかシンナーで溶けずにダマになります。

ノズルが詰まるので良く溶かす必要があると思っていましたが、Exブラックはシンナーを入れた事が分からないくらい自然に溶けます。

色も変わらないのでそのまま容量が増える感じです。

50mlで¥600なのでコストパフォーマンスで選びましたが、良いです。

Mrカラーの方はフラットベースのせいかもしれませんね。

シルバーはMrカラーのスーパークロームシルバーを使用しました。

メッキみたいで良いのですがオーバーコートは水性トップコートしか使用できないとの事なので「ヤケ」の表現にクリヤーイエロー・クリヤーレッドを吹くのは止めました。

またの機会に挑戦したいです。

 

エアブラシ塗装は終わったので全てのマスキングテープを剥がします。

気になっていたキャノピーは・・・

ああ、やっぱり!

マスキングテープだけでは不安でマスキングゾルも使ったのになあ。

それでも幸運なことにカッターナイフで上手く取る事が出来ました。

他の人はどうやっているんだろ。

上手く出来る気がしません。

 

最後にハンドピースを掃除しようとしたら、やってしまいました。

ノズルがねじ切れたのです。

そんなに強くやっていないのになあ。

オーリング(ゴムパッキン)はつぶれていません。

本体に残ったネジ部分も爪楊枝で簡単に取れました。

これって設計の問題では?

部品を頼もうと思いましたが構造の問題だと新しく買っても同じ羽目になりかねません。

またバーゲン品なので部品の方が高い可能性もあります。

もう一つのハンドピースが使えるのでそちらを使用して、余裕が出来たら新たに0.2mmを買おうかと思います。

 

今回はここまでです。