子供に龍一と名付けた程
敬愛する坂本龍一氏が「新潮」にて
2022年7月号から始まった連載。
「ぼくはあと何回満月を見るだろう」
「音楽は自由にする」の続編。
いつも響いていた音楽や
自らの言葉で語った初の自伝の
「音楽は自由にする」
それには、坂本氏が出会ってきた
数多くの出会いと、
その出会いの反応式が
綴られていました。
私は、その反応式が、坂本氏の人生を
築き上げていかれたのだと
この自伝を読んで思いました。
新約聖書ヨハネによる福音書
第8章32節の中に
「真理はあなたたちを自由にする」
〜The Truth shall make you free〜English🇬🇧
〜Veritas Vos Liberabit〜Latin🇮🇹
と、あります
その節をもじった表題の
「音楽は自由にする」
〜musik macht frei〜Deutsch🇩🇪
真理は、キリストの教えを意味しています。
坂本氏は、「真理」=「音楽」
そんな式を通して自由になれる方だから、
だから、そのような表題を
自伝に付けられたのだと感じました
坂本龍一氏は、河出書房の編集者で、
三島由紀夫や野間宏を担当された
父を持たれました。
厳しい父だった坂本一亀氏の
書棚にあった数々の思想書や哲学書を読み
また帽子デザイナーだった母の
自由な感性に触発されながら成長。
そんな環境で培われた知識と感性を武器に、
周囲とは違う空気感でもって
身を固めていかれながら、
彼独自の世界観が形成されていきました。
私は、そんな坂本氏の
世界観が好きです
坂本氏の音楽は、その音に意志があり、
温度や湿度があります。
エゴイスティックで
センシティブなダークサイドも
見え隠れするその響きその感覚
埋め尽くしていく
真摯な“音”の集まり。
私は、惹き込まれてしまいます
私はその音を聞くと、
ざわざわした出来事から浄化され、
落ち着きを取り戻しはじめる事が
出来るのです
その「音楽は自由にする」の続編。
「ぼくはあと何回満月を見るだろう」
癌がステージ4。
新たな転移も見受けられる
闘病生活の中の連載。
「最後の瞬間まで音楽を」の想いと共に .•*¨*•.¸¸♬
旧知の仲である編集者の鈴木正文さんが
聞き手となって、
自身の死生観や創作観の変化などを
赤裸々に語っていらっしゃいます。
私が彼を初めて見た時の衝撃は、
忘れられません
天才ならではのエゴイスティックで
センシティブなダークサイドも見え隠れする
その佇まい
私は、彼に心から
魅了されてしまいました
と、同時に、
細野晴臣氏 高橋幸宏氏
なんて
クールで 素敵な大人なんだ
なんて!かっこいいサウンドなんだ
って
ホントにこの時 YMOの虜になりました
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/123.gif)
本当に円熟味を増しながら
素敵に歳を重ねていらっしゃいますよね
坂本龍一氏のアルバム
「Out of noise」から
静かな祈りのような曲「hibari」
Ryuichi Sakamoto:
Playing The Piano 2009 Japan DVDより
10:15より「hibari」
この曲「hibari」を聞きながら♬.•*¨*
世界中の音楽ファンの前に
元気な姿を見せていただけることを
私は、願い祈り続けたいです*.+゚
追録
11月21日に公式発表がありました
ニューアルバム「12」が、
坂本氏のお誕生日
2023年1月17日にリリースされます
坂本氏が新たなオリジナルアルバムを
リリースするのは、
2017年発表の「async」以来およそ6年ぶり
アルバム「12」は、
2021年のがん手術後、
日記を書くように制作してきた楽曲の中から
12曲をセレクトした作品が収められており、
各楽曲のタイトルには、
制作日が銘打たれているそうです。
本作はCDとアナログ盤の2形態で販売され、
アナログ盤には自筆のスケッチと
譜面のプリントが付属
ジャケットアートワークには
坂本氏と親交のある美術家、
李禹煥が本作のために制作した
ドローイングが用いられているのですって
また12月11日(日)に配信される坂本氏の
ピアノソロコンサート
「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022」
本編終了後には、
アルバム「12」の全曲フル試聴が
実施されることも決まったそうです
楽しみですね
12月11日(日)配信🎥
コンサート案内ホームページ
2022年12月7日🎬
オンラインコンサート配信を前に
坂本龍一氏から
メッセージが公開されました♬.*゚