三菱一号館美術館
「カフェに集う芸術家たち印象派トゥールーズ=ロートレック、ピカソまで」 🖼🎨✨
鑑賞しに行ってきました。
この展覧会で、とても興味深かったのが
「風車」からカフェ文化を
読み解いていく視点でした👀
フィンセント・ファン・ゴッホ
1886年《モンマルトルの風車》
アーティゾン美術館
本展を担当された岩瀬慧学芸員によると、
今回の展覧会では
「風車」がひとつの
キーワードになっているそうです。
会場を進んでいくと、
風車は単なる絵画の背景ではなく、
19世紀後半から20世紀初頭にかけての
都市文化の変化を映す
モチーフとして浮かび上がってきました。
かつて粉を挽くための
実用的な施設だった「風車」
近代化によって、
その役割を失っていく一方で、
モンマルトルでは
飲食や娯楽の場へと姿を変え、
やがて、カフェやキャバレー文化と
結びついていきます。
なんてお洒落な展示!!
そして、カフェ、劇場、キャバレーといった
夜の娯楽を都市へ広めていったのが、
色鮮やかな広告ポスター✨
歌手、踊り子、観客――。
そこに流れる音楽や夜の空気まで感じさせる
トゥールーズ=ロートレックらのポスターは、
今見ても驚くほどモダンで、
一枚一枚がとても見応えがありました👀✨
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
1893年《キャバレーのアリスティド・ブリュアン》
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
1892年《エルドラド、アリスティド・ブリュアン》
さらに、パリで花開いたカフェ文化は
バルセロナへと渡り、
若い芸術家たちが集い、
語り、刺激し合う場所へ✨
カフェのテーブル。
夜のキャバレー。
ポスターが貼られた街角。
音楽と会話が交差する空間✨
ジョルジュ・デヴァリエール
1903年《ミュージック・ホール》
大原美術館蔵
表情が!!
魅入ってしまいました!!
そこには絵画だけでは見えてこない、
人々の思想や欲望、
そして新しい表現が生まれる前の
街のざわめきがあったのだと感じました💡⠜
『カフェとは

![]()
飲食をする場所であると同時に、
社会と芸術が接触する場所だった
』
という事。
ジョルジュ・デヴァリエール
1903年《ミュージック・ホール》大原美術館蔵
夜の世界に生きる女性の表情からは、
プライドの中に潜む憤りや哀しみや不安が伝わってきます![]()
そう考えながら作品を見ていると
19世紀末のパリや
バルセロナの向こう側に、
いま私たちが楽しんでいる
都市文化や
エンターテインメントの原型まで
見えてくるようでした

そして――
私が大好きな
ムーラン・ルージュ
オーギュスト・レーデル
1897年《ムーラン・ルージュでの夜会「流浪の芸術家」》
こんな都市と文化の変遷のなかから
生まれてきたなんて
Showbizが大好きな私には、
ここが何より
ワクワクするところでした
ジュール・シェレ
1889年《ムーラン・ルージュの舞踏会》
一枚の絵を見るだけでは
気づかなかったことが、
作品の並べ方や切り口によって、
ひとつの時代の物語として
立ち上がってくる


学芸員の視点によって、
同じ作品から
見えてくる世界まで変わる


((好きな世界を更に深めたくて
学芸員資格を取得したいと思っています
学芸員の仕事に就けなくても、知識や見聞を深める事に喜びを大変感じます
)
美術を見ることは
作品そのものを見るだけではなく、
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
その作品が生まれた時代や街、
そこに生きた人々の息づかいまで
想像することなのかもしれません💡
ラモン・カザス
1892年 《マドレーヌ》
カンヴァス ムンサラット美術館
モンマルトルの〈ムーラン・ド・ラ・ガレット〉に
出入りしていた実在の人物です。
ロートレックやルシニョルの作品にも
モデルとして登場している人。
夜更かしのためによる目の下のクマや吸いかけの葉巻が、
退廃的な美しさを感じます
大変興味深く、
学びの多い展覧会でした
☕️カフェ”に集う芸術家―印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで
☕️会場☕️
三菱一号館美術館(東京都千代田区丸の内2丁目6-2)
☕️会期☕️
2026年6月13日(土)~9月23日(水・祝)
※8月4日以降一部作品を展示替えします
☕️開館時間☕️
10:00~18:00
※但し、金曜日、第2水曜日、7/25(土)、9/19(土)~9/23(水・祝)は20:00まで開館 ※入館は閉館の30分前まで
☕️休館日☕️
祝日を除く月曜日
※但し、トークフリーデー(6/29、7/27、8/31)は開館
☕️観覧料☕️
一般2,300円、⼤学⽣1,300円、高校生1,000円、中学生以下無料
☕️巡回情報☕️
ひろしま美術館 2026年10月3日(土)~2027年1月11日(月・祝)























