前回のブログの続きです。

 

「前大僧正慈円」の

百人一首の歌における、先生の解説を

御衣黄なりにまとめてみます。

 

気になる方は調べてくださいね。

 

よろしければ、お付き合いくださいませ。

 

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参照

チャンネルむっちゃん百人一首篇【95番】

 

「 おほけなく うき世の 民に おほふかな
わがたつ杣そまに 墨染の袖 

身の程もわきまえないことだが…

この辛い世を生きる民たちを包み込んでやりたい…

比叡山に住みはじめてから、

身に着けている、私の墨染めの袖で…

(壮年女の歌意訳)

 

同歌は掛詞が多用されていて、

上手いとしか言いようがない。

 

・浮世と憂世

 

・墨染と住初

 

位の高い僧侶の着用する衣は

この百人一首カルタの様に、

紫や橙といった、明るい色が多い。

 

にも関わらず、

敢えて「墨染」と記載するのは

掛けているからである。

 

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お読みいただいた方、ありがとうございます✨

 

慈円はへりくだれるヒトである。

 

何でもコトが上手く運び過ぎ、

調子に乗っているヒトとは、真逆である。

 

そのことが冒頭の

「おほけなく」から読み取れる...