UNIV. of TSUKUBA Rowing Club

UNIV. of TSUKUBA Rowing Club

部員が日々の出来事や練習、試合の予定や結果について書いています。
気楽に書きますので温かい目で見てください!

こんにちは!


今回のブログでは6/4-7に

海の森水上競技場にて行われます

第104回全日本ローイング選手権のクルー紹介をいたします!


 ​W2-

意気込み🔥

鎌倉 「台風も吹き飛ばす強さ」

中村 「つながるつながる」


昨年のインカレからずっと乗ってるふたり!

クルー写真のポーズは太陽を指さしているらしいです

台風が直撃する予報(6/1現在)ですが、

そんなものものともせずに吹き飛ばす2人のパワフルローイングを魅せてほしい!!


 M4+

意気込み🔥

萩庭 「全哨戦」

岩沢 「今度こそ!!」

藤岡 「海の森よ、私は帰ってきた!!」

丹 「はじめまして、海の森」

長島 「機械になる」


シャッターをきる瞬間に各々好きなポーズをとってもらいました

ユニフォーミティはどこへやら

霞ヶ浦の荒波で漕ぎこんだ我々なら

海の森もきっと大丈夫だろうというマインドで全日本に殴り込みます👊


昨年は出漕しなかったため2年ぶりの全日本となります

慣れない環境で大変なことも多くあるはずですが

日々の練習の成果を存分に発揮できるよう頑張りますので

ご声援のほどよろしくお願いします📣

こんにちは。筑波大学漕艇部で学生コーチ兼トレーナをしている社会工学類B2の菅野です。 時間の経過というものは早いもので、前回のブログ執筆から約三か月、五大学レガッタから一か月も経ってしまい、自分でも驚愕しております。

 

今回のブログでは漕手を指導し、チームを運営していく立場として、そして一人の学生研究者として春に考え、行動したことについて書いていこうと思います。少し長くなりますが、もしよければお付き合いください。

 

 

 

漕艇部の中の私

 

端的に言えば、今春の私の目標は、五大学エイトを指導して能力を高め、東京科学大学(旧・東工大)に19年ぶりの勝利を収めることでした。そのために、現時点で自分が使える技術はほぼすべて投入したつもりです。論文や科学的エビデンスに基づくトレーニングアプローチ、人工知能を用いたフォーム解析システムの開発・運用、練習管理ソフトウェアなど、できる限り多くの手段を試しました。実際、テクノロジーによるフィードバックの向上に加え、野村コーチのご指導も相まって、今年の五大学エイトはかなり完成度の高いチームに仕上がったと考えています。しかし結果として、筑波大学は東京科学大に0.25秒差で惜敗し、連敗を止めることはできませんでした。

 

実は試合前に、コックスの萩庭さんともう一つ取り組んだことがあります。筑波と東京科学の本番における推定タイムの導出と、それに基づくレースプランの構築です。私と萩庭さんは理工学群の社会工学類に所属しており、その学術領域の一つにオペレーションズ・リサーチという分野があります。詳細は割愛しますが、手元のデータから実際のパフォーマンスや挙動を統計的に予測する手法、とだけ述べておきます。我々はこの手法を用いて、お花見レガッタの成績、通常練習のUTタイム、技術的練度、当日の気象条件などを加味し、二艇のタイムを推計しました。その結果、筑波大は6:38〜6:55、東京科学は6:50〜7:00程度というレンジを得ました。お花見レガッタではタイム・決勝グループともに科学大を上回っていたため、この数値にはある程度の説得力があったと今でも考えています。しかし蓋を開けてみれば、筑波は6:53程度で科学大に敗れました。この推計が正しいとすれば、我々は期待されたほどの力を発揮しきれず、逆に科学大は実力を十分に出し切ったと言えます。さらにこれは後から聞いた話ですが、科学大は風や水流がほぼ同条件の荒川での2000mトライアルで筑波とほぼ同等のタイムを出しており、お花見以降にむしろ大きく差を詰められていた可能性が高いようです。(すなわち先ほどの推計値についても筑波大を過大評価しすぎていた可能性がある。)

つまりこの結果から言えるのは、お花見後の練習計画や、自分たちの現状を正確に把握する力に課題があったのではないか、ということです。

 

 

組織論に立ち入るつもりはあまりないのですが、それでも、結果を残してこそ部としての存在意義が示せるのではないか、と私は考えています。もちろんその根底には、人間的な成長や人材育成という教育的な目標があります。ただ、それを高い水準で達成するためにも、相応の結果——すなわち勝利——が必要だと思うのです。

このチームは、学生だけで運営しているわけではありませんし、そもそも学生だけで成立する競技でもありません。宿舎の管理、艇の維持・更新、大会や生活面の補助など多くの費用がかかっており、ありがたいことに、桜川の新艇庫をはじめとする練習環境の改善にまで、OB・OGの方々が力を尽くしてくださっています。私はこれを一種の「投資」だと捉えています。企業など他の経済主体を見ても明らかなように、投資を受けた以上は、いずれそれに見合う成果を支援者へ還元していく責任があると思うのです。中学生や高校生であれば、感謝の気持ちを伝えること(それももちろん大切ですが)で十分かもしれません。しかし我々はすでに大学生であり、成人です。数千万という多額の支援をいただいている以上、結果を出せない理由を並べ続けるのではなく、OBさんや野村コーチを含め、チームを支援してくれる方々に少しずつでも成果という形でお返ししていきたい、と私は考えています。

 

そしてもう一つ、私がこの組織にとって最も大きな課題であり、同時に最も改善の余地があると感じているのは、自分たちに対する自己評価——セルフリスペクトの低さです。「未経験者が多い」「環境が十分に整っていない」「いつも戸田で練習できるチームではない」といった声を耳にすることが少なくありません。こうした気持ちも理解できないわけではありません。ただ、私が伝えたいのは、蹴球やラグビーといった他の部が結果を出している以上、漕艇部に結果を出せない理由などないはずだし、事実として昔は今以上に結果をだしていたということです。(懐古厨ではありません笑) むしろ、こうした後ろ向きな姿勢を抱え続けることは、競技だけでなく、これからの学業、そして社会人としての一人ひとりの成長にも影響しかねないと思います。私自身、どうしても勝ちたかった科学大に敗れたこと以上に、こうしたブルーな(?)空気が悔しく、そしてそれに最後まで気づけなかった自分のコーチとしての未熟さを痛感しています。だからこそ、このメンタリティーだけは、自分が現役でいるうちに必ず変えていきたいと心に決めました。

 

 

 

研究者としての私

 

筑波大学には、先導的研究者体験プログラム(以下、ARE)という、学士課程の前半から予算をつけて研究に取り組める制度があり、私は先日これに応募しました。研究内容は、マルチエージェントシステムにおける議論・監査構造と、その精度に関する研究です。どのような分野かと言いますと、人工知能を集団として組織化し、議会やシンクタンクのようなシステムを構築したうえで、その精度や安全性を検証する領域になります。グローバルに見れば、AI safety や AI governance と呼ばれる分野に近いものだと考えています。

以前はバイオ系にもかなり関心があったのですが、専攻の性質上、ウェット研究や臨床研究に取り組むことが難しいという事情がありました。一方で、社会工学類のなかにも進化生物学や生物ゲーム理論という形で研究をされている先生がいらっしゃったため、バイオへの関心はそうした分野に収斂させ、先述の研究へ活かしていくという方向性に定めました。実際、現在開発中のシステムにも、進化生物学や遺伝的アルゴリズムの手法を取り入れている箇所があります。

正直なところ、研究はとても楽しいです。視野を広げてくれますし、なにより世界の最先端に触れることができます。大学教育の現場、少なくとも私の専攻では、五十年ほど前から二十年ほど前に確立された理論を学ぶことが多いのですが、それだけでは面白みに欠けますし、スキルが伸びている実感もあまり得られません。やはり、実務や研究こそが自分の力を伸ばしてくれるものだと考えています。それに最近筑波大のプログラミング、企業家コミュニティと繋がる機会もいただき大変新鮮な刺激を受けているところです。授業や部活、バイトがない日中は基本ラボにこもってソフトウェアと睨めっこする毎日です‼️

ただ、研究プログラムだけでは実務の経験が不足してしまうため、最近はアルバイトを辞め、テック企業のインターンに積極的に応募しています。今はその選考課題に追われて、少々パンクしそうになっているのですが(笑)。昨今のAIブーム、あるいはAI革命(?)の影響もあって競争はかなり厳しいのですが、もしどこかでご縁をいただければ、業界の内側を知ることにつながり、さらに高みを目指せるのではないかと考えています。偏った競争心というよりも、自分のまだ知らない世界、未来の領域に足を踏み入れてみたいという好奇心こそが、私の行動の動機になっているように思います。

 

プライベートの私

最近、いろいろと興味深いことがありました。そのなかでも二つほどお話ししたいと思います。

先週、全日本出場組のサポートのために戸田へ行っていたのですが、練習を終えた後にチームで雑談していたら、艇庫の裏から突然小さな子猫が出てきました。おそらく生後一か月ほどの、キジトラと呼ばれる柄の子猫だったと思います。きっと親とはぐれてしまったのでしょう。まだ親から教わっていないのか、人間を警戒する様子もなく、かといって生き物が本来持つ「大きなものを怖がる本能」ゆえに近づいてくるわけでもなく、しばらくお互いに微妙な距離を取ったままでいました。

ただ、このまま放っておけば餓死してしまうか、ちょうど木にとまっていたカラスに襲われてしまいそうだったので、見るに見かねて何とか捕まえることにしました。ちょうど筑波の艇庫と東京経済大の艇庫の境界あたりにいたので、図らずも東京経済大との「謎の共同作戦」になってしまいました。私が毛布でくるもうとしたら逃げてしまい、そのまま東京経済側へ走っていってしまったので、最終的に先方に捕獲していただきました。我々の艇庫には子猫に与えられそうな食べ物が何もストックされていなかったので、かえって東京経済さんに保護してもらえて、彼(or彼女)にとっても幸運だったのではないかと思います。

その後、子猫はスーパーの買い物かごに乗せられて、保護センターに引き取られていったようです。本当によかったですね(笑)。東京経済さん、ご協力ありがとうございました! 写真を撮り忘れてしまったので、代わりに実家の猫の写真でも貼っておきます。

 

    

実家を縄張りにするキジシロ猫型怪獣 目からチェレンコフ光を放っている。

 

二つ目は最近の漫画の話題です。最近「天幕のジャードゥーガル」という作品を見つけました。

 

ジャンルは歴史系です。どうやら13世紀のモンゴル帝国や征服されてしまったイスラム圏を舞台にした物語のようです。ファーティマ・ハトゥン(Fatima Khatun)という実在の女性をモデルにしているとか。私はもともと文化や歴史系の漫画が好きで、例えば森薫先生の「エマ」や「乙嫁語り」などは拝読させてもらったことがあるのですが、こういったジャンルで新しい作品がでてきてくれてうれしいです。作画も版画やイスラム美術を彷彿とさせる感じでいいですし、アニメ化もするそうなのでチェックしたいと思います。

長々と喋ってしまい申し訳ありませんでした。これからも自分の時間やテンポを大切にしつつ、学業や研究に取り組みながら、部にも貢献し高い成果を発揮していく、そういったバランスの取れた高度な人材を目指せるように頑張ります。

 こんにちは。2年漕手の高橋素です。

 私は、今春のお花見レガッタと五大学レガッタに、3年生の石川豪一郎さんとダブルスカルで出場させていただきました。私は今回初めて先輩とクルーを組ませていただいたのですが、乗艇中は常に引っ張っていただき、豪一郎さんの背中から得るものはたくさんありました。

 

 2月の下旬から春合宿が始まりました。去年より少しはスカルに慣れてきたこともあり、アドバイスしてもらったことを試してみたりと、色々意識しながら練習に取り組むことができました。一方、私は春合宿で、1周ごとに漕ぎを確認し合うということを目標の一つに立てましたが、決して完璧ではないのに改善点が分からず、まだまだ経験不足なんだということも実感しました。最初は戸田で約40日間も合宿するなんて絶対に嫌だとか思ってましたが、トースターが発掘されたこともあり、意外といけるぞ、もう少し合宿していたいなと思ってました。

 

 3月上旬、私は暖かい台湾へと逃亡しました。(最初は雨が降って意外と寒かったです。)一応旅行ではなく、多文化共修プログラムということで、台湾の代表的な観光地である九份のオーバーツーリズム問題の解決に向けた新たな観光プランの提案を行いました。私自身も様々な所へ行き、様々な物を食べ、充実した2週間を過ごすことができました。皆さん、台湾へ行く際は九份ではなく、「金山」と「頭城」という所をおすすめします。

 余談ですが、朝に川沿いをジョギングしていたら、橋の下にシングルスカルを見つけてちょっと興奮しました。僕にも少しはrowerの心が宿ってきたのでしょうか。一方で、最近、長期の海外留学にも挑戦したいなと思うようになりました。今後、学業面や金銭面なども含めて考慮していきたいですが、それらは何とかなるんじゃないかと思ってます。一番悩んでいる点は、ボート部から離れてしまう申し訳なさや、何より寂しさです。

 

 さて、話を戻します。私が合宿に復帰した時には、お花見レガッタまであと3日でした。そして迎えた1日目は、審判艇にも追い越され、満足のいく漕ぎができませんでした。翌2日目は、横の艇とも競ることができ、漕ぎも安定してタイムを上げることが出来ました。最後の最後でオールが岸に引っかかり、失速してしまったのは悔いが残りましたが、私の視野が狭く、単なる実力不足だったと思います。

 

 五大学レガッタは対戦相手のチームが体調不良で欠場となり、自動的に優勝ということになりました。このレースでは、徐々にフェザーを返す手が疲れてしまって、スパートでレートが上がった時に漕ぎが乱れてしまい、豪一郎さんの1秒でもタイムを縮めようという思いに応えることができませんでした。レース後も全力を出し切れた気がせず、不完全燃焼感が漲ってやるせない気持ちでした。またもや去年の新人戦と同じような感覚を味わってしまいました。練習では良い漕ぎができても、常にそれをできないのは、圧倒的に漕いできた量が少なかったのだと思います。私にとって人生初の「優勝」でしたが、何も苦労せずに得たものだったので、正直あまり嬉しさはありませんでした。私より遥かに多く練習したのに優勝できなかったクルーもいるのに、申し訳ないような気もしました。

       
 
優勝?








 







 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優勝!?

 

 今回クルーを組ませていただいた豪一郎さんには、合宿中に離脱し、パワーも技術面でも劣り、たくさんご迷惑をおかけしたと思いますが、常に優しく接していただき、前よりも仲良くなれて、嬉しかったです。

 そして、クルーマネージャーの航太さん。乗艇のビデオを撮ってくれたり、ドーナツや苺を差し入れしてくたり、良い意味で一番心置きなく接することができる先輩でした。

 

 さて、今後についてですが、正直、私には、絶対に大会で優勝する、インカレに出場する、というような明確な目標はありません。しかし、日々、少しでも乗艇の技術やエルゴ・ウエイトの記録を向上させたいという気持ちで、練習にはやる気を持って取り組むことが出来ています。今後も、日々の様々な活動にやりがいを感じ、何より楽しむことを忘れずにボート部の一員として活動していきたいです。

 ちなみに、このブログのタイトルは、私が高2の時の担任の先生がよく言ってた言葉です。意外といい言葉だったんですね。

 

 最後に、いつも筑波大学漕艇部を応援・サポートしてくださっている皆様、ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

 
   

以下おまけの写真

台湾の川沿いにあったシングルスカル達

 


合宿中に行ったパン食べ放題の店。お腹ばち切れるかと思いました。

 

パン食べ放題した時に貰った金券で食べたケーキ。使い切らないともったいないと思って2個食べました。

 

 これらの甲斐もあってか?、春に体重が7㎏位増えました。多分、代謝が悪いのと、自分で作るご飯が美味しすぎるのもあると思います。

 

 

 

最後の最後に、ブログ投稿遅れてすみません。

 
   

こんにちは、3年漕手の上浦基史です。


3年になってより一層大学の授業が抽象的になり、なんのために学んでるのか分からなくなってきました。今回は、書き忘れていた去年夏の大会の振り返りと、今年春の振り返りをかいつまんで書いていくことにします。


もはや懐かしいレベルの話ですが、去年のOX盾レガッタは当時4年生のクロサワタイラさんとイケガミトモキさんの引退レース。いくら後ろめたいレースだったとはいえ、書かないと言う訳にもいかないので記憶を捻り出します。

初日はこれまでの練習から見れば、そこそこといった漕ぎができていました。しかし、周りのレベルの高さや「4年生の引退レースがこれでいいのか」的なノリもあり、2日目は最初から全力で飛ばす展開に。私は体力的にもつのかとやや不安を感じていましたが、その予感は見事に的中してしまいます。

スタート500mこそ先頭に食らいついたものの、その時点で体感50%の体力を使い果たしていたと思われます。その後、コンスタントで徐々に離され、1700m付近で事件は起きました。

手が動かなくなり、フィニッシュでオールが抜けず、腹を切ってしまったのです。必死に抜こうと藻掻くも、エイトは艇速が速くなかなか抜けません。後ろからカマカリさんが大声で「ぬけーーーーー」と叫ぶ声が響く中、誰も漕ぎを辞めないので全く抜ける気配がない。結局1度艇を止めてから、再び漕ぎ始めることになりました。

自分の弱さがただただ嫌になり、いっそ水に飛び込んでしまいたいほどの自己嫌悪。レースが終わったあと、同期のハナザワくんは涙を流していました。一方の私は、先輩の引退レースを台無しにしたのに、とてつもなく悔しかったのに、泣くことすらできなかった。結局、私という人間はどこまで行っても自分勝手なんだなと思い知らされ、自分がひどく嫌になったのを覚えています。先輩二人は「いいレースだった」と言ってくれましたが、そんなわけないだろという思いは今でも変わりません。お二人の今後のご活躍を、心から祈っております。


程なくして新人戦の合宿がスタート。私は付きフォアBのバウとしての出場でした。OX盾の時とは異なり、技術を「教わる」立場から「教える」立場へのシフト。紆余曲折あったものの、最終的には全員が成長して大会に臨めたのは本当に良かったです。東日本、全日本共に目標タイムをクリアできたのは嬉しいかったです。また、直後に行った2000ttでは、1年前に膝の手術をする前の記録を更新し、夏のきつい練習も決して無駄ではなかったと、少しだけ自信を持てた瞬間でもありました。


その後、テストや腰痛などを経てなんやかんや春を迎え、お花見レガッタと五大学レガッタにはシングルで出漕することに。これまでスイープしか経験してこなかった私にとって、スカル競技の壁は想像以上に高いものでした。私は1人でいるのが好きな性分ゆえ、「好きなだけ漕げて良いじゃん」くらいに甘く見ていたのが恥ずかしくなるほどの不甲斐なさでした。まっすぐ進まない、傾く、手の皮は剥けまくるの三重苦です。さらに合宿中は腰痛の再発や肌荒れにも見舞われ、到底満足のいく練習は積めませんでした。

そんな状態で迎えたお花見レガッタは、案の定目標タイムも切れず。なんとか後輩のイワマにタイムで負ける事態だけは避けられたのが、せめてもの救いでした(予選では負けましたが)。


その後の五大学レガッタに向けての期間も、先述の体調不安からほとんど水上に出られず。十分な練習が積めないままレースに挑むメンタルが作れず、棄権させていただく形を取りました。自ら望んでシングルに乗せてもらったにもかかわらず、出漕すらしなかったことについては、深く申し訳なく感じています。


「限界を決めつけると人間は成長しない」

どこかで聞いたこの言葉を胸に、今後また大会に出るかはまだ分かりませんが、今はとりあえず2000ttで7分を切ることに照準を絞って練習を重ねています。

また、総務では備品班の長という役職をもらいました。自分がこの部にいる意味を自分自身に示すためにも、老朽化した艇のパーツ調達などを徹底して取り組むつもりです。


これからもよろしくお願いします。



我孫子市の鳥オオバンin戸田公園


これは最近捌いた鯛




みなさま、はじめまして。  

この春、中央大学から筑波大学の大学院に進学しました、M1の猪俣智仁です。


学部生時代は、「中央大学理工ボート部」という団体で、それなりに高めの熱量でボート競技に励んでおりました。院からの入部ということで、不慣れな部分も多々あるかと思いますが、ご指導ご鞭撻のほどどうぞよろしくお願いいたします。


以下、五大学レガッタの振り返りです。


今回の五大学レガッタでは、クルーの事情から、レースの2週間前にエイトのクルーに加えていただけることになりました。


学部生時代はシングルが主だったため、エイトどころか、クルーボートでの2000mレース自体が今回初めてでした。  

私にとっては大きな挑戦でしたし、五大学までの練習はキツかったけど、とても楽しかったです!


レースについて。


ゴールして、勝ったと思ったとき、最初に感じたのは嬉しさよりも先に安心感でした。


クルーに加わった2週間前から自分を追い詰めてきた、  

途中から対校艇に入る立場として、

・自分が加わったせいで負けた

・猪俣ではなく他の人に入ってもらった方が良かった

という結果だけは絶対に避けなければいけない。

という不安からの解放。


桟橋で、応援してくださった皆さんに笑顔で迎えられたとき、ようやく嬉しさと誇らしさを感じ、フワフワとした浮遊感を覚えていました。


だからこそ、正式に結果が出る前、陸に上がって少ししてから、科学大がコースの向こうの艇庫で喜んでいる声を聞いたときには、「多分そういうことなんだろうなー」と思いつつも、信じられないというか、受け入れられませんでした。


結局、自分がこの艇に乗らないで他の誰かが乗った方が良かったのではないか?

と思いました。


僕自身、とても大きな絶望感を感じました。  

ですが、他のクルーのみんなは、春休みからエイトを組み、ツラい練習を重ね、五大学の対校8+の重みや、応援してくださる方々からの期待の大きさも深く理解していて、入って2週間ばかりの僕なんかよりも、はるかに大きな重圧と戦っていたのだと思いますし、より大きな絶望感を味わったに違いありません。


そんなツラい中で、

猪俣さんが乗ってくれて良かった。

とまで言ってくれたクルーのみんなには、感謝と尊敬しかありません。

僕も、こんなにも勝利への強い執念を持ったクルーに乗せてもらえて、本当に幸せでした。  

だからこそ、勝ちたかった。


とても苦しかった2週間でしたが、自分はより一層、ローイング競技に惹かれました。

もともと大好きだったけど、大大好きになりました。


今回の五大学のレースの結果は、今になっても受け入れ難いものではありますが、0.1秒を削るためにあらゆる妥協も許されないような、こういう手に汗握るレースこそがこの競技の面白さなんだと痛感しています。


私は学部3年のとき、4年最後のインカレでひと花咲かせようと思った矢先、腰を壊してしまいました。  

院試の準備とも重なったことで、8月中旬まで満足に漕げず、数週間腰の様子を見ながら可能な限り追い込んで、でもそんなんで継続的に努力してきた選手たちに勝てるわけなく、苦しい形での一区切りを迎えました。


だからこそ今、元気にボートを漕げることがとっても幸せです。


痛みに邪魔されず、自分の思った通りに全力で身体を動かせることは、こんなにも恵まれたことだったんだなぁー、と感じています。


学業と就活が第一、というスタンスは絶対に崩せませんし、研究室は自分にとってはかなりハードです。  

その中で、どれだけの熱量をボートに捧げられるかは分かりません。


ですが、今元気な身体でいられることに感謝し、ボートを楽しみ強くなり、残り23か月もない大学院での怒涛の日々を全力で過ごしていきます。


見ていてください。