葉月が始まった。





とはいえども私にはまだあとひとつ、試験が残っているのですが(にも関わらず今日もバイトを入れてしまう)



そして夏休みに入ったとしても、全然夏休みが休みじゃないなぁ。バイトに、免許に、旅行に(旅行は休みだけど、やっぱり緊張する、予定が入ってるってだけで)、そして原稿の締め切りに。


勉強もしなくちゃ。ドイツ語。



常に追われ続けてる。時間に追われるのは苦手だ。いつまでも多分。どうしたら慣れるのだろう



でもそんなことよりも私が苦手とすることをふと知覚した。






私は、「ずる」が苦手だ。

でもそれは、ずるをすることが嫌い、というのともまた違って。私はよく、自分が、ずるをしているのではないかと不安になる。止め処なく精神を心を圧迫することがある

ずるは、こわい。

私は、ずるをしている人には多分厳しい。ずるいなぁ、ってすぐ思う。ずるの基準も、人より高いような気がする。でもたまに、私は私が正しいことをしているつもりでも、ふと他人の刺さるような目線を感じることがある。それがどうしようもなく、怖い



ずるを恐れるあまり、生きる効率悪いなぁ、って思うことも少なくない。でもそうしないと、心の安寧が得られないから、しかたがない



結局、私は胸を張って、生きたいのだ。誰からも尊敬されるような、でも人間臭くて、努力を惜しまない、素晴らしい人間に憧れているのだ。



其れの又の名を、超人、ともいう。



私は、私のために、超人になりたくて、生きているのだろうか?

だから、今のことはどうでもいいように思えるのだろうか?十年後、二十年後もできること、そこまで続けられるもの、共にあるもの、価値あるもの、そういうものにばかり執着するのだろうか?その為に、時間に追われる必要があるのだろうか?



でもちょっと痛いけれど、私は私がちょっとだけ頭がいいことを自覚している。正確には、優れている分野があるというだけだけれど。だから、謎の使命感に駆られている。私がやらなければ。私がやらなければ、せかいが終わってしまうかのような