ダイヤモンドには、カラット・カラー・カット・クラリティの4つの要素4Cで評価されて、どれだけ価値のあるダイヤモンドなのかを知るうえで、とても重要な要素です。
それぞれの要素にグレードが用意されて、より品質の高いダイヤモンドを購入するなら、4Cとグレードについて知っておくと良いです。
グレードが異なれば価値が変わっていき、当然価格にも影響しますから、ダイヤモンドを選ぶときは、各要素・グレードをしっかりチェックしておきましょう。

ダイヤモンドは希少性が高いほど、美しく価値のあるものだと言われています。
4C評価と宝石の定義は異なり、4C評価が希少性と美しさなら、宝石の定義に硬さも加わります。

例えば、カラット重量を重視してダイヤモンドを選ぶなら、希少性が高くて、カラット評価の高い原石が必要になります。
ダイヤモンドは、色味がついたものが多いため、無色も希少価値が上がり、ダイヤモンド結婚指輪の購入で、無色なのかが選ぶ基準になるのは珍しくないでしょう。

クラリティ評価を重視するなら、傷が少なく質の良いダイヤモンドが希少になります。
4Cすべての評価を得ているダイヤモンドは、高価で非常に価値の高いものであり、ダイヤモンド結婚指輪への関心を高めます。

アルバートは世界展開にも尽力し、1920年、社名をA.MONNICKENDAM.LTDに変更しました。
ニューヨークの5thアベニューに支社を設立し、モニッケンダムダイヤモンドは、世界へと羽ばたくことになります。
この出来事により、ダイヤモンド婚約指輪の作製へと波及し、後にモニッケンダムが、婚約指輪にダイヤモンドを付けてほしいお客様のニーズに応えるようになります。

アルバートの数多い功績の一つとして、近代的な工場の設立が挙げられて、ブライトンに作られた工場は、以後のダイヤモンド産業の模範として高く評価されました。
アルバートは、高品質のダイヤモンドの条件となる、上質な原石の見極めにも優れています。

1929年、デビアスがCSO(中央販売機構)をロンドンに設立した際、最初に原石を入手しています。
モニッケンダムダイヤモンドを、世界中の名門ジュエラーに提供できる体制を整えて、ダイヤモンド婚約指輪の作製がしやすくなっています。

モニッケンダムでは、ダイヤモンドのカラーおよび、クラリティの品質をグレードで示す格付システムを、世界に先駆けて実施しました。
カラーはアルファベットのAから、クラリティは数字の1から、明確な基準で表示しました。
現在グレーディング基準4Cで、カラーのグレードがDから始まっているのは、モニッケンダムによるAから始まるグレードへの敬意からだと言われています。

1860年に生まれた初代ルイ・モニッケンダムは、当時のダイヤモンド産業の中心地アムステルダムで、ダイヤモンド・カッターとして活躍していました。
ルイは卓越した技術を持ち、マスターカッターの名声をほしいままにします。
ルイは1890年に、ダイヤモンドカッティングの会社として、モニッケンダム社を創立しました。

アムステルダムで、モニッケンダム社の地位を築きつつあった1914年、第一次世界大戦が勃発しました。
アムステルダムにドイツ軍が侵攻し、ルイは英国へ移住したのがきっかけで、ルイの名声が英国で花開いていきます。

ルイは、本社を宝石商の街として栄えるハットンガーデン、カッティング工場を、英国王室の別荘地としても知られるブライトンに設立しました。
モニッケンダムダイヤモンドは、高品質の代名詞として、英国のダイヤモンド産業発展に大きく寄与しました。
この影響で、ダイヤモンド結婚指輪の作製に発展し、ルイの功績が、日本の結婚指輪業界に大きな影響を与えています。

2代目のアルバート・モニッケンダムは、ルイの高い技術と思いを受け継ぎました。
アルバートは、原石をカッティングにより光り輝かせることを、原石に命を与えると表現し、カッティング技術の向上を図るとともに、多くの優秀なカッターを育てあげました。