こんにちは。
直接雇用歴10年・派遣社員歴20年のロウです。
これまでの記事では、
・派遣社員の月給制の本質
・派遣社員が最低限知っておくべき権利チェックリスト
についてお伝えしました。
今回のテーマは
「派遣会社との上手な付き合い方・断り方」です。
派遣という働き方では、派遣会社(=派遣元)との関係がすべてのベースになります。
でも現場では、
「断ったら次の仕事紹介してもらえなくなるのでは?」
「更新したくないけど、言いづらい…」
という悩みも多いですよね。
今回は、派遣歴20年の私が経験してきた中で見えてきた、
”派遣会社と上手に付き合いながら、自分のペースを守るコツ”をお話します。
派遣会社との関係は「信頼」よりも「情報共有」
派遣社員の立場で大事なのは、
「派遣会社を信頼する」よりも、
「派遣会社と情報を共有する」ことです。
派遣会社の担当者も人間です。
・誠実で丁寧なタイプ
・数字(契約)優先タイプ
・話上手で押しが強いタイプ
いろんな人がいます。
だからこそ、相手のタイプを見て、距離感を調整するのがポイントです。
①登録・初回面談のときは「条件」よりも「優先順位」を伝える
「時給いくらならOK」「残業なし希望」なども大切ですが、
派遣会社に伝えるべきは、”何を一番優先したいか”です。
たとえば、![]()
- 「通勤時間よりも仕事内容を重視したい」
- 「長期よりも短期で、いろんな現場を経験したい」
- 「人間関係が合わなければ、短期終了でも構いません」
このように伝えると、派遣会社もマッチングの方向性を理解しやすく、
紹介ミスやトラブルを防げます。
⇨自分の軸を示すと、派遣会社も動きやすくなります。
②更新・終了時は「続けたい/やめたい」より”理由の方向性”で伝える
派遣契約の更新時、
正直に「もうやめたい」と言うのは悪いことではありません。
ただし、伝え方に少しコツがあります。
「人間関係が合わない」
「もう疲れた」
と感情的に言うより、
✔「自分の力を活かせる業務内容にシフトしたい」
✔「新しい環境でスキルアップしたい」
と前向きな方向性で伝えるのがベストです。
⇨更新を断ることは”権利”であり、”マナー違反”ではありません。
補足:合わない職場=「自分が悪い」ではない
派遣で働いていると、
どうしても「職場の空気」や「人間関係」が合わないことがあります。
でもそれは、あなたの能力や人柄が原因ではなく、
ただ相性が合わなかっただけのこと。
私はよく、派遣会社の担当者にこう伝えています![]()
「職場の人間関係が合わなければ、短期終了でも構いません。」
これは、
「合わないから自分から辞めます」という意味だけでなく、
「派遣先から”合わないから更新しない”と言われても、落ち込まない」というスタンスでもあります。
⇨派遣は”契約”の仕事。合う・合わないは自然なことです。長く続けるより、”自分が心地よく働ける環境”を選ぶことが大切。
③担当者とのやり取りは、できるだけメール・LINEで残す
トラブルを避けるためにも、
重要な話(契約・条件・終了理由など)は、口頭ではなく記録に残すのがおすすめです。
最近は、メールやLINEでのやり取りを歓迎する担当者も増えていますが、
中には証拠を残さないために電話や対面で話を進めたがる営業もいます。
そうした担当者の中には、
「面談しました」「相談受けました」と記録して自分の社内実績を稼ぐ人もいます。
そして後からトラブルになると
「そんなこと言っていません」
「誤解です」
としらを切るケースも。
⇨営業担当は”話のプロ”です。言葉のやり取りでは相手のペースに乗せられがち。
話は信頼しても、”記録は自分で守る”姿勢が大切です。
対応のコツ
- 電話で話した内容は「念のための確認です」とメールでまとめて送る。
- 対面で話した内容も「今日の件、確認でメールしますね」とフォローする。
- 重要な話ほど”文字にして残す”
⇨連絡内容を残しておくと、次の担当者への引き継ぎもスムーズです。
④「次の仕事紹介」を断るときの言い方
派遣会社は、契約終了前から次の仕事の紹介をしてくれます。
でも、条件が合わなかったり、少し休みたい時もありますよね。
そんな時は、こう伝えると角が立ちません![]()
「せっかくご紹介いただいたのですが、
現時点では勤務条件が合わないため、今回は見送らせてください。
ただ、今後〇〇(条件)に近い案件があれば、ぜひ検討させていただきたいです。」
⇨”今は断るけど、関係は続けたい”という姿勢をみせるのがポイント。
⑤派遣会社を変えるのは悪いことではない
1社の派遣会社に長く登録するのも良いですが、
複数の派遣会社を併用するのもおすすめです。
派遣会社ごとに得意な職種・派遣先・エリアが違うため、
選択肢を広げることで、自分に合った案件が見つかりやすくなります。
⇨派遣会社を掛け持ち登録するのは、法律でも問題ありません。
まとめ:「派遣会社はパートナー。でも主導権は自分に」
派遣会社はあなたの就業を支える”パートナー”ですが、
あなたの人生の主導権までは委ねないことが大切です。
無理に合わせず、自分のペース・自分の希望を大事にする。
その上で担当者と誠実にやり取りすれば、
長期的に良い関係が築けます。