ロウは派遣社員 -14ページ目

ロウは派遣社員

派遣社員ブログ…

こんにちは。

直接雇用歴10年・派遣社員歴20年のロウです。

 

派遣という働き方について、リアルな視点で発信しています。

 

今回のテーマは

📘「派遣の三者関係の話」です。

 

 

派遣の基本構造ー三者の関係とは?

派遣という仕組みは、

「派遣先企業」「派遣会社」「派遣社員」

この3つの立場で成り立っています。

 

書類上はとてもシンプル。

それなのに、現場ではなぜこんなにモヤモヤするのでしょうか?

 

今日はその理由を、リアルな流れで見ていきます。

 

 理想:契約どおりに進めば平和に過ごせるはず

全員が派遣の仕組みを理解して、

契約書(派遣契約・雇用契約)の通りに進めればーー

本来は誰も傷つかず、穏やかに3ヶ月を過ごせるはずです。

 

しかし現実は、そうはいきません。

 

派遣の仕組みをきちんと理解している人はごくわずか。

それぞれが自分の立場や感情を優先してしまい、

結果として「理不尽」や「圧力」が生まれてしまうのです。

 

 契約の流れをシンプルに見る

派遣という働き方には、

「2つの契約」と「3つの当事者」が登場します。

 

▶派遣先企業×派遣会社

  • 例:9月1日~11月30日までの派遣契約を締結
  • 派遣先企業は、派遣会社に「派遣料金」を支払う
  • 派遣会社はその中から給与・社会保険・営業費・経費などを分配し、派遣社員に給与を支払う
  • 12月以降の更新をするかどうかは、派遣先企業が判断

▶派遣会社×派遣社員

  • 同じく9月1日~11月30日で雇用契約を締結
  • 派遣社員は派遣会社の社員として、派遣先企業で就業
  • 労働時間をWEBタイムシート等で派遣会社に申請
  • 給料日に派遣会社から振り込み
  • 12月以降の更新をするかどうかは、派遣社員が判断

 

派遣の契約では、

更新する・しないを決める権利は、

派遣社員にも派遣先企業にも平等にあります。

 

どちらにも

「相手が更新を希望しないかもしれない」というリスクがあるのです。

 

それでも、実際には感情が動きます。

「断られた」「裏切られた」ーーそんな気持ちが生まれ、

結果的に、どちらに転んでも派遣社員が理不尽な思いをする構図になりがちです。

 

派遣社員が更新しない場合

派遣先企業の社員(仕事を教えてくれた人)からは、
 

「せっかく教えたのに更新しないの?」

と引き止めにあうことも。

 

派遣会社の営業担当からは、

 

「最初に”長期就業”の予定と言いましたよね?」

と強く責められることもあります。

 

営業成績の焦りや、空白期間を避けたい思いがあるからです。

 

派遣先企業が更新しない場合

長期就業を想定していたのに、

派遣会社の営業から突然、

 

「更新ありません」

と連絡がくるだけ。

 

派遣社員からすれば、

「え?長期って言ってたのに、もう終わり?」

と感じてしまいます。

 

 感情が入るから、誤解が生まれる

派遣の仕組みそのものは、紙の上では非常に合理的。

でも、現場は”人間関係”で動いています。

 

「感情」を抜きにできないのが現実です。

 

だからこそ、派遣社員自身が

「契約で動く仕事」と理解しておくことが大切。

 

感情に引きずられず、

「自分の意思で契約を選ぶ」意識を持つ。

それが、派遣の仕組みで消耗しないためのコツです。

 

 まとめ

派遣は「三者のバランス」で成り立つ仕組み。

でも、そこに感情が入ると、途端に歪みます。

 

派遣社員は”弱い立場”に見えがちですが、

実は「契約を選ぶ権利」を持っています。

 

更新したくない時は、周りの感情に巻き込まれずに更新しない勇気を。

更新されなかった時は、次の仕事を探すことに集中する強さを。

 

仕組みを理解して、感情に巻き込まれずに動く。

それが、派遣を”上手に続ける”ための鍵です。