Lucky Man: A Memoir
posted with amazlet at 08.08.27
Michael J. Fox
Hachette Book Group USA
売り上げランキング: 4105
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おすすめ度の平均: 

構成のすばらしさに脱帽でした!
カッコインテグラ
切ない・・・
闘病記ではなく、彼自身のハッピーでポジティブな自叙伝!
全てをさらけ出す勇気ほんとに、ほんとに今更なんですが・・・これは長女が生まれた年、
つまりもう6年も前に、毎日育児、育児で自分の事が何も出来なくて、
英語のえ、の字も出てこない日々を過ごしていた頃、そうだ!洋書を読もう、
と、大好きな映画、back to the futureの主役だったマイケル・J・フォックスの
ベストセラー自伝であるこの本を、amazonで買ったのでした。
ところがやはり、読書している余裕など、時間にも心にもまだなく、
この本は寝室においてありながら、6年間ずっと埃をかぶったままでした。
いや、忙しいというのは言い訳で、結局私は読書が苦手なので
"読まなかった"んですね。
それが先週、ずっと6年間同じ場所、目の届く場所にありながら
目に入ってこなかったこの本が、やけに光を放っていて
"早く読んで、早く読んで”と言っているように見え、
その夜、6年目にしてやっとページをめくり始めたのです。
マイケル・J・フォックスの文章はとても理知的で、ところどころに
ユーモアがちりばめられ、どこまでも前向きで素晴らしいです。
幼い頃から大人気俳優になるまでの過程も飽きることなく
読むことが出来ます。
成功への階段を順調に上っていくカナダの田舎青年の、
夢のような日々、時には落とし穴に落ちて・・
それでも這い上がり・・
そして映画の撮影に忙しかった日々の中、
ある朝、突然のパーキンソン病発症。
小指がピクピクと動き、何をやってもそれが止まらない、
という症状でした。
そして、これがパーキンソンであるということが分かるのに
1年くらいかかってしまったそうです。
ある朝、ぼくはメッセージを受け取った。
それは、ファックスでも手紙でもない、
"trembling"そのものが、メッセージだったのだ。
という衝撃のオープニング。
人気絶頂の時は、例えば猛スピードで車を走らせていたある夜、
警官に引き止められ、”いったいどのくらいスピードが出ていたか、
わかっているのか?!”と怒鳴りながらやってきたと思っていた
次の瞬間、マイケル J. フォックスと分かると急に顔色が変わり、
”ハ~イ('-^*)/妻も僕もファミリー・タイズの大ファンなんだ。
安全運転で、頼むよ!”
と言って見逃してくれた、とか、人気が出てからは
レストランなどではほとんど店のおごりで、
金を払ったことがない”とか、有名税を楽しみまくり、
悪く言えば天狗になっていた彼が、パーキンソン病という
病魔に襲われ、しかしそれを
”この病気にならなければ、こんなに深く、豊な気持ちにならなかったはずだと思うと、
ぼくは自分をラッキーマンだと思うのだ”
と考えられる前向きなマイケルだからこそ、
パーキンソン病という難病を”ギフト”だった、と言えたのでしょう。
そのおかげで、自分は大切なものを見つけた、と言えたのでしょう。
もしかしたら、彼はその前向きさで、この難病をやっつけることさえ
出来るのでは、と感じてしまいます。
本当に、人間としてすごい人です。
彼がますます好きになりました。
