すべての人の 新しいコンディショニング
The Way for All 「ROUTING」
こんにちは、キャプテンTです。
寒さが和らいできました?
もう少しですね。
今年度から介護保険制度が大きく変わります。
様々な改正の中で一番気になる点は
「要支援1,2対象者の予防サービスが介護保険給付から外れる」
ということです。
要支援対象者の予防サービスは機能訓練など
「要介護への進行の予防」
を目的に設置された制度です。
介護を必要とする高齢者を減少させることは、
極端な高齢化社会をむかえる日本の大きな課題です。
そのために介護レベルの低い人達を進行させないためのサポートが重要で、
今回の制度改革はそれに逆行するという意見も多くあります。
要支援の対象者だけでなく、多くの高齢者の方は筋力などの身体機能に不安を感じています。
そのような方々がちょっとしたコンディションの低下(ケガや病気)がきっかけによって日常の活動量が低下すると、より一層の身体機能の低下だけでなく、脳の機能にまで大きく影響します。
体力、身体機能の改善は多くの高齢者にとって非常に重要なポイントです。
介護保険による予防サービスの充実は、やはり必要なのかもしれません。
しかし、予防サービスに介護保険が適用されればそれで問題が解決するのでしょうか?
実際に現在提供されている介護サービスで、充分な予防や機能改善が実現するのでしょうか?
介護サービスの現場を見たり、事業者、スタッフ、利用者からの話を聞くと
現状の介護事業で提供されている予防サービスから高い効果を期待することは難しいのが現実のようです。
デイサービスのスタッフの方で機能改善に関する専門のスキルを持っている方はごく少数です。
各利用者へ個別に対応した効果的なプログラムを提供している施設も非常に少なく、
多くの施設ではちょっとした体操レベルの運動を利用者全員で行うような状態です。
高価なトレーニングマシンも「飾り」になっています。
そのあたりについては利用者の方々がもっとも実感しているみたいです。
デイサービスの機能訓練に対して効果を感じ、積極的に取り組む意欲を持つ利用者は少ないようです。
利用者自身のモチベーションも重要でしょうが、効果が実感できれば人は労力を惜しまず取り組みます。
それが自分の健康に関わることであればなおさらです。
愛知県春日井市の「マエムキ デイサービス」は機能改善に特化した施設です。
同業者が乱立する時代、まだ開業1年足らずにも関わらず利用者数を順調に伸ばしています。
その要因の一つは「高い効果」です。
多くの利用者が早い段階で機能の改善を実感されています。
効果を実感できれば、継続的に取り組む意欲が湧いてきます。
利用者の中には他の施設でまったく効果を感じられず、
デイサービス自体に期待が持てなくなった方がいやいや連れて来られたようなケースもありました。
そんな方も今では自ら積極的に取り組まれています。
こちらの施設には多くのケアマネージャーの方々からの
「利用者を紹介したい」という問い合わせがあります。
介護サービスの現状をよく知るケアマネージャーにとっても高い効果を提供する施設は非常に貴重な存在で、多くの施設ではそのようなサービスは提供されていないことを物語っていると言えるでしょう。
これからの高齢化社会で介護を必要とする人の数を増やさないためには
予防サービスの「量」の面での充実が重要であるという指摘はよく耳にします。
一方でサービスの「質」についてはほとんど取り上げられていません。
介護保険の適用から予防サービスが外されることも大きな問題かもしれませんが
実際にサービスのボリュームを増やせば「予防・改善」が実現するのでしょうか?
仮に効果の期待できない予防サービスが当たり前として広がれば、
高齢者の機能改善そのものに対して「あきらめ」のような空気が広がっていく危険性も考えられます。
「何をやってもあまり良くならない」
「高齢だからね」
「仕方ない」
世の中の「空気」が個人に与える影響は案外大きいと思います。
「もう70歳だから」と考えることが常識の世の中ではなく
「80歳、90歳になってもまだまだ元気になれる」が当たり前の世の中であれば
より積極的な高齢者が増え、介護保険のコストに関わる問題も減少するはずです。
そのような「空気」を創るためにどうすれば良いのか。
考えてみました。
続きは次回に。
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多くの方に楽しんでいただければうれしく思います。
また、皆さんのご意見やコンディショニングに関わるご質問をお待ちしています。
ではまた来週。
Captain T
いつまでも元気でいたいです。
可能性は決してなくなりません。
あきらめると、そこで終わり。








