すべての人へ 新しいコンディショニング
The Way for All 「ROUTING」
こんにちは、キャプテンTです。
寒の戻り、過ぎ。
「睡眠の重要性」
「良い睡眠ためには寝る前の状態が重要であること」
が前回のお話。
引き続き睡眠について。
「カラダを回復させるために充分な睡眠をとらなければいけない」
と言う話は前回もしました。
しかし、睡眠には「カラダの回復」以外の目的もあるようです。
2~300万年の人類の歴史の中で、睡眠も変化してきています。
長い狩猟時代、人類は「飢餓との戦い」でした。
摂取できる限られたエネルギーを無駄に使わないようにカラダは自然に反応します。
つまりそれは「カラダを動かさないこと=寝ること」です。
野生動物の多くは捕食活動以外はじっと動かず過ごします。
大きなエネルギーを消費する活動の大半は「獲物を捕まえて、食べて、消化すること」です。
それ以外はできるだけエネルギーを消耗しないように休むのです。
寝ることで血圧、心拍数、呼吸などは低下します。
つまり睡眠はカラダの機能を「シャットダウン」させるための役割なのです。
消費エネルギーを抑制するために睡眠が必要であり、エネルギーを使いたくないから眠るのです。
そのロングバージョンが「冬眠」です。
この当時の人類の睡眠は、私達の考える睡眠とはずいぶん違うことが想像できます。
私達が一般的に考える睡眠は
「夜、長時間、ぐっすり深い睡眠」です。
しかし狩猟時代の人類の睡眠は
「昼夜問わず、短時間の浅い睡眠を繰り返す」ではなかったかと思われます。
周囲に人類よりも強い猛獣が多くいる中で、安心してぐっすり眠ることは難しかったと思います。
特に多くの野生動物は夜行性です。
夜に眠ることは大きな危険があったはずです。
睡眠が現在の様なスタイルに変化し始めたのはいつ頃からなのでしょうか。
それは狩猟から農耕に生活が変わり始めた、1万年前ごろからと考えられています。
農耕時代が始まるということは、集団での社会生活が始まることを意味します。
集団生活ではこれまでの少人数での生活と違いある程度の安全が確保され、安心して深い眠りにつくことができます。
また、ものごとを考える時間軸が長くなります。
狩猟時代は「今日、明日、獲物がとれるか?」
という短い時間軸でしかものごとを考えません。
しかし農耕生活では
「耕し、種を植え、収穫する」
「それぞれの時期はいつが良いのか?天候はどうだろう?」
と「未来のこと」を考えるようになります。
これが何を意味するのか?
それは「脳の大きな発達」です。
考える時間軸が長くなることで、人類の脳は飛躍的に成長しました。
しかし、ここで問題が生まれます。
脳が成長した分だけ、消費するエネルギーも大きくなったのです。
一人の現代人の脳がフル回転したら、約原発1基分のエネルギー消費が起きると言われています。
現実にそんなことが起きれば、その人は一瞬で餓死します。
それぐらい脳はエネルギーを消費するのです。
つまり脳が発達すればするほど
「消費エネルギーを抑えるために」
より睡眠が必要になるのです。
またそこで必要になる睡眠の種類は、完全に脳を休ませる「深い睡眠」です。
ここまでを簡単にまとめました。
狩猟時代/短い推論⇒脳のエネルギー消費小⇒浅い睡眠
農耕時代/長い推論⇒脳の発達=エネルギー消費大⇒深い睡眠がより必要
深い睡眠とはノンレム睡眠と呼ばれ、脳は完全に休息している反面、筋肉は完全には休んでいない状態です。
浅い睡眠はレム睡眠と呼ばれ、脳は「記憶の整理」などのために活性化していますが、筋肉は完全に弛緩している状態です。
ちなみにノンレム睡眠は、脳の発達した哺乳類や鳥類などにしか起こらず、爬虫類や両生類の眠りには起こりません。
私達の睡眠はこの2つの眠りを繰り返す形で構成されています。
90分のノンレム睡眠の後に20~30分のレム睡眠といった形です。
ノンレム睡眠時には成長ホルモンが多く分泌されます。
肉体を完全に休ませるためには、レム睡眠の回数が多いことも重要になります。
そのためには睡眠時間の長さが必要です。
成長期の子供やアスリート、肉体的な疲労が大きな方にはより長い睡眠時間が必要とされる理由でしょう。
一方で、多くの現代人では肉体的な疲労はそれほどでもありません。
どちらかと言えば「精神的疲労=脳の疲れ」の方が大きいと言えるでしょう。
つまりノンレム睡眠が重要になってきます。
時間より深さです。
特に入眠直後の1~2時間ほどがノンレム睡眠のサイクルですから「寝る前のコンディション」がやはり重要になります。
寝る前からリラックスしてすぐに脳をシャットダウンできる準備をすることが、私達現代人の良い睡眠のカギになるでしょう。
「どうしても寝つきが悪い」という方も悩む必要はありません。
実は、居眠りのほとんどはノンレム睡眠のようです。
「ちょっとウトウト」だけでも脳は完全休息しています。
だから意外と居眠りの後は、すっきりしていますよね。
心配事やストレスがあって夜、寝つきが悪かったり、眠りが浅くてもあまり気にしなくてもいいかもしれません。
日中、少しうとうとしてください。
「深い、良い眠りをしなければ」
と思い過ぎることが、新たなストレスにならないようにしてください。
私もよく、居眠りをします。(いつでも、どこでも)
そして、布団に入
れば3秒で「ノンレム睡眠」
ええ、そうです。
いつも脳がフル回転していますから。
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より多くの方に楽しんでいただければうれしく思います。
また、皆さんのご意見やコンディショニングに関わるご質問をお待ちしています。
ではまた来週。
Captain T
捕ったど―!
大勢でいると安心、安眠
そっとしておいてあげてください。








