イタリア国債売られて | 日経225デイトレード波動分析、日柄分析

日経225デイトレード波動分析、日柄分析

日経225デイトレードで重要な波動と日柄を公開します
相場は様々な外部要因、材料で動きますが
結局大きな流れでは波動と日柄に逆らうことはできません

●日経平均は 8767円  34円安

ギリシャが連立政権発足で合意しパパンドレウ首相は新政権の首相にはならず

退陣することが明らかになりました。

それで少しはギリシャ懸念が後退したものの

次はイタリアの債務問題で様子見となりました。

ベルルスコーニ首相は退陣退陣要求の声が強まっているものの、

辞任しない意向を表明しています。


G20首脳会議ではEFSF拡充について新興国を含む欧州以外の地域の国は

参加に対して冷たい姿勢でした。

このままユーロ圏およびEU財務相会合で、レバレッジによる同拡充案の詳細が決まらないようだと

資金を引っ張れずまた市場が嫌気する可能性も高いです

IMFの姿勢にも注目です。



日経平均は

25日線の8736円、一目の基準線 8747円にかろうじて乗っています。

また日足チャートは、はらみ足となっています。

(この形が安値圏で出現なら目先買いの場面です・・。)

1日の値幅が40円未満という小動きで煮詰まっていますので上下どちらかに

そろそろ動き出す場面は近いと思います。

東証1部の売買代金は9032億円となり、7営業日ぶりに

またも1兆円を割り込んでいます。

煮詰まったこのタイミングで

イタリアの問題もあるので要注意です。


昨晩のNYダウは


ECBのシュタルク理事がユーロ圏の債務危機が2年以内に沈静化すると発言したことから

反発して85ドル高の12068ドルとなっていますが

一時100ドル安までありました。

イタリア国債は売られ利回りが14年ぶりの高水準になっています。




9月景気動向指数速報は、

先行指数は前月比マイナス2.2ポイントの91.6と2カ月連続で低下し、

基調判断は「下げ止まり」と4カ月連続で据え置かれています。



このまま

A,●●円、このあたりの押しで終わり

9月1日 9098円を明確に引けで抜けて来るか正念場です。

その場合
●●円

このあたりまでの上昇があるか・・



それとも9月1日 9098円を明確に引けで抜け切れず



B,10月5日 8343円を割れて 下落波動継続で

日経平均は この後2段階目の下げに入り

●●円まで到達するか・・。

どちらになるか今の時点ではBの可能性が若干高い・・。



7兆円の為替介入でも株価にインパクトなしですが

為替も結局は円高に動き、介入は為替にとっても短期的にしかインパクトなしとなりそうです。


政府が為替介入を行ってドルを買っても円高による為替差損で

またも無駄ガネを使った、ドブに金を捨てたことになります。

増税でお金を集めようとする前に無駄ガネをつかうのはよしてもらいたいとこです。


そもそも現在の円高、ドル安ですが、

日本の対GDP費200%の債務残高に対して

市場が目をつぶっているのかと言うと

そんなことはないでしょうから

この酷い状況は市場では充分わかっていての円高です。

85年のプラザ合意で日本のバブルは始まって89年のベルリンの壁崩壊で

バブルが終わりました。その後36ヶ月に渡る景気後退期も経て

企業につみあがった不良資産が調整されました。その後失われた10年、20年となっています。

一方アメリカは95年の強いドルは国益と言う政策を取り始めた時点でバブルが

始まり、根拠なき熱狂を経て2008年 リーマンショックでバブルが弾けました。


2009年頃のアメリカの財政赤字は対GDP費10%となっていましたので

もしアメリカにも失われた10年がやってくれば

現在のアメリカの債務残高対GDP比100%強は

日本並みの対GDP費200%の債務残高になる可能性もあります。

日本の後からバブルが弾けた欧米が日本の後を追いかけると言う大きな流れ

(日本化)を市場が読んでいるとすれば

織り込み済みの日本の対GDP費200%の債務残高よりも

後に続く欧米の悪化をまだこれから織り込んで行く過程なのかもしれません。




次の変化日は

●●日は重要変化日です。


個人投資家は
自分の判断を信じて自分の資産は自分で守る覚悟が必要です。









●今日の日経先物

昨日の先物は

8740円から8790円で頭を抑えられそう



上値目処 8790円


としていましたが

ザラ場高値 8780円


でほぼ想定どおりでした。




CMEは 8795  円

今日の先物は

・・・●
下値目処 ●●円

と言うスタンスでみます。