日銀が国債買取をしてはダメ? | 日経225デイトレード波動分析、日柄分析

日経225デイトレード波動分析、日柄分析

日経225デイトレードで重要な波動と日柄を公開します
相場は様々な外部要因、材料で動きますが
結局大きな流れでは波動と日柄に逆らうことはできません

●日経平均は 9755円 46円高


200日線の9822円
フィボナッチの9873円
長期線の
9804円、9928円。

3月末の終値ベースで最低でも
上記9822円を越えて終わらないと
上昇トレンド回復に直ちに影響がありそう・・。
としていましたが

終値ベースで上記長期抵抗ラインをすべて下回って
3月が終りました。


日足だけ見ると強気に傾いた市場のコンセンサス
10000円回復もありそうには見えます。

ここから10000円
(2月17日高値 10891円から
3月15日安値 8227円の3分の2戻しで10003円)
まで戻ったとしても
では、その後どれだけ上値があるのか・・・
と言う感じです。

既に24.4%下げた後18.7%上昇
しています。

月足ベースでは上記のように
長期抵抗ラインを割り込んで
大陰線で引けた上に
三尊天井を形成しそうな形です。


下値メドは8156円、7623円


4月、5月に目先安値を付けにくる可能性が高い・・。
となると次の変化日
4月19日、5月11日あたりに注意か・。


与謝野経済財政担当相は、復興国債の日銀引き受けは
絶対やってはいけない禁じ手・・と言っています。

国債を発行し、日銀が引き受けるのは
お金を印刷するのと一緒で世界中の国々から信用を失う。
大インフレの引き金になる。
絶対あってはならない。緊急時でもNGと言っています

国力が弱ると貿易収支が赤字になる。
そういう危険な状況に絶対にしてはいけないとも・・。

そのためにはこの災難を乗り越え、
日本経済を強くすることが我々の使命だと・・・。

確かに貿易・経常収支の赤字転落になれば

悪い円安につながります。

国債の日銀引き受けでインフレ加速懸念という
見方も、

長期金利が2%上昇すれば
財政破綻をもたらす可能性もあるでしょう。



さらに
ファイナンスの方法を議論するよりも
財政を考えると
何にいくら必要なのか
効果的な資金の使い方は何なのか
考える方が重要だという人もいます。


至極もっともな意見ですが
これに関してはいつでも意見が分かれるところです。



それならどうやって経済を強くして乗り越えるのか?


とにかく資金が必要なときに
何に使うかよく考えてからで間に合うのか?


まずはお金を印刷してでも
危機を乗り越えるのが先では・・。
世界がインフレに向かう中
日本はインフレを絶対回避して
デフレを続けるのがベストなのか・・。


アメリカも
長期金利が2%上昇すれば
財政破綻をもたらす可能性があります。

わかっていてドルを刷り続けて
新興国にインフレをばら撒き
自国の経済ををなんとか回しています。

日本とアメリカは状況が違う・・?

来る来ると言われて来ていない
インフレよりも
消費税、所得税の増税、法人減税中止
節電、あらゆる経済活動の自粛・・・。
これ以上の経済のシュリンクの方が
今の日本にはまずいのでは。

資本主義は良くも悪くも
拡大自己増殖のシステム

自己増殖できなくなれば
拡大させるための
資金を入れてでも
回して 増殖させなければ
止まって衰退
滅亡へと至る生き物のようなもの

拡大増殖のシステムが回る限りは
上手く行く。

どこかで破裂して
デフォルトすることがあっても

また、拡大増殖を始める

行き着く先がどこであろうと
生き物が死ぬまで

栄養を取り込んでエネルギーに変えて
動いて生きて行くサイクルと同様


いずれ死が訪れるとしても
生きている間には、
どうせいつか死んでしまうから
何も食べなくてもいいよと
言う訳には行かない。


生きている以上は食べる。

資本主義も生きているうちは
回せる資金が何より必要・・。




ここからの相場、細心の注意が必要です



※変化日、4月5日、4月19日、5月11日、5月20日
(1日、2日の違いは許容範囲として変化日とします)

オープニングトレードシグナルは一切の裁量、相場観を排除して
システムに基づいたシグナルをお伝えします



●今日の日経先物

昨日の先物は

9670円から9510円のレンジが
下値抵抗ラインになりそう。

としていましたが

下値は9660円まででした。


今日はどう動くか。

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昨日のCMEは 9700円

この辺りで寄り付けば


9680円から9740円のレンジでの動きになりそう

レンジを離れれば

上値目処 9820円、9870円
下値目処 9550円、9510円

というスタンスで見ます。




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